「プロレス・新日本」(2日、後楽園ホール) NEVER無差別級王者のウルフアロン(29)がデビュー“9連勝”を飾った。…

 「プロレス・新日本」(2日、後楽園ホール)

 NEVER無差別級王者のウルフアロン(29)がデビュー“9連勝”を飾った。8人タッグマッチで、2月11日大阪大会の初防衛戦で迎え撃つ極悪軍団ハウス・オブ・トーチャー(HOT)の成田蓮(28)との連日の前哨戦に臨み、滞空時間の長いブレーンバスターを初披露するなど豪快ファイトをさく裂させ、本隊のマスター・ワト(28)のフォール勝ちにつなげた。

 衝撃のデビュー戦以来、無敗街道を突っ走っている五輪王者がこの日も新たな引き出しを開けた。リング上で成田とマッチアップすると、まずは片腕を取った後に片膝でしゃがみ込んでの柔道技・体落としでいとも簡単にマット上に転がし、体重の乗ったエルボードロップを一発。さらに、コーナーでの串刺しラリアットをたたき込むと、ブレーンバスターの体勢で高々と持ち上げてから豪快にたたきつけた。低空での高速タイプではないブレーンバスターを初披露し、観客のどよめきを誘った。タッグ戦ながらも“不敗神話”を継続したウルフは「大阪(初防衛戦)まで残り9日間、プロレスラー人生が始まっていろいろ勉強させてもらってます」と汗を拭った。

 前日には“ミスター・プロレス”天龍源一郎(76)から報道を通じてエールを送られた。「天龍さんが記事で僕のことを話していて、金メダリストとしてもっと楽に生きる道があるのに、それを捨ててゼロから(頑張っている)という風におっしゃっていて。すごく褒めてくださって、うれしかった」と感謝を込めつつ、「僕は楽に生きたいわけじゃなくて、自分がやりたいことがどれだけ大変でも、キツくても、やりたいことをせずに生きていくことができないので、このプロレスの世界に入ったわけで。そこだけは皆さんには勘違いしてほしくないって思います」と持論。レジェンドからのエールを糧にしながら、プロレス転向への強い覚悟をあらためて強調した。