<日本ハム紅白戦>◇2日◇沖縄・国頭日本ハム新庄剛志監督(54)が手放しに褒めた。2日、2軍キャンプ地の沖縄・国頭で12…
<日本ハム紅白戦>◇2日◇沖縄・国頭
日本ハム新庄剛志監督(54)が手放しに褒めた。2日、2軍キャンプ地の沖縄・国頭で12球団で最も早い紅白戦を視察。真っ先に振り返ったのは「奈良間君、よかったね。あれは今季は打点3ぐらいの評価」。矢沢が同点適時三塁打を放った直後の3回1死三塁で二ゴロ。その間に紅組に勝ち越し点をもたらしていた。
このチーム打撃こそが、指揮官の“シークレット遠隔ミッション”に対する自発的な満点回答だった。
初球は二遊間が前進守備を敷いていた。それをバックネット裏のスタンドで見ていた新庄監督が、林ヘッドコーチに「後ろに下げて」と指示。意図は「どういう打撃をするかなと思って」。俊足の矢沢なら、二遊間へゴロを放てば確実に1点が入る状況に変えた。
攻撃陣は全員がノーサイン。もちろん指揮官の意図は知らない奈良間も初球は見逃した後に二遊間が後ろへ下がると「ヒット(適時打)という考えより1点」と自然に発想。2球目はファウルも3球目を狙って二ゴロとし、得点につなげる最高の仕事を果たした。
断トツでリーグ優勝するために、新庄監督がキャンプ前に掲げたのは「自己犠牲」。コーチ陣を通じて選手にも伝わる大方針で、キャンプ初日は室内練習場で野手陣はゴロを打つ練習も実施した。奈良間も「チームが勝つために自分がどうやっていくのかが大事」と話すように、昨季以上に選手間にもチーム打撃の大事さが急速に浸透している。
新庄監督にはチーム打撃に対する査定アップを球団に求める考えに加えて、ファンにも「ああいうプレーにものすごい拍手をしてほしい。本塁打を打ったぐらいの拍手を」と協力を依頼した。それほど重要視するチーム打撃が「できる子を使いたくなる」。再び選手たちへメッセージを送った。【木下大輔】