【栗山求(血統評論家)=コラム『今日から使える簡単血統塾』】◆血統で振り返る根岸S【Pick Up】ロードフォンス:1…

【栗山求(血統評論家)=コラム『今日から使える簡単血統塾』】

◆血統で振り返る根岸S

【Pick Up】ロードフォンス:1着

 ロードカナロア産駒は以前と比べて活躍の場がダート寄りになってきています。産駒がデビューした2017年から21年までの5年間は、平地競走におけるダート戦の勝ち星の割合は29.0%でした。22年から現在までの5年間は37.7%に上昇しています。

 JRAのダート重賞における成績も、初勝利は2021年と遅めでしたが、その後は23年1勝、24年2勝、25年2勝、26年1勝と安定しており、25年にはコスタノヴァがフェブラリーSを勝ちました。

 根岸Sとは相性抜群です。21年レッドルゼル、24年エンペラーワケア、25年コスタノヴァ、26年ロードフォンスと、過去6年間に4勝を挙げ、通算成績は[4-1-0-3]。

 母オーシュペールは現役時代にダートで3勝。繁殖牝馬としてロードフォンスの他にロードアクア(OP)、オードゥメール(OP)、ロードシュトローム(OP)などを産んでいます。

 母の父ダイワメジャーは優れたスピードを伝える種牡馬なので、「ロードカナロア×ダイワメジャー」の組み合わせは、ロードカナロア産駒全体に比べてスピード型に出る傾向が見られます。他に函館スプリントSを勝ったキミワクイーンが出ています。

◆血統で振り返るシルクロードS

【Pick Up】フィオライア:1着

 父ファインニードルは、現役時代にスプリンターズS、高松宮記念をはじめ5つの芝短距離重賞を制覇しました。セイウンコウセイ、ハクサンムーンなどと並ぶアドマイヤムーンの代表産駒です。父系はアドマイヤムーン→エンドスウィープ→フォーティナイナー→ミスタープロスペクターとさかのぼります。

 種牡馬としても好成績を挙げており、重賞勝ち馬はカルチャーデイ(ファンタジーS)、エイシンフェンサー(シルクロードS)、アブキールベイ(葵S)、エイシンディード(函館2歳S)に次ぐ5頭目。シルクロードSは昨年のエイシンフェンサー、今年のフィオライアと2連覇したことになります。

 重賞を勝った際の5頭の単勝人気は、16、9、15、9、15番人気。すべて人気薄での勝利です。この5頭はいずれもサンデーサイレンスのクロスを持っており、エイシンディードを除く4頭は牝馬です。

 母フルールシチーは現役時代に芝短距離で5勝を挙げました。フィオライアは父母双方から優れた資質を受け継いだ馬といえます。