2年目の浦田俊輔が目論むアピール 西陽が差し込むサブグラウンドでノックを受け続けた。巨人の2年目、浦田俊輔内野手は全体練…

2年目の浦田俊輔が目論むアピール

 西陽が差し込むサブグラウンドでノックを受け続けた。巨人の2年目、浦田俊輔内野手は全体練習後、サブグラウンドで泉口友汰内野手らと特守を受けた。練習後には今季へ向ける意気込みと“危機感”を語った。

 1軍メンバーとして挑む春季キャンプ。自身のテーマは「スピードですね」と即答した。「打撃でも守備でもそうですね。一番はスピードです。守備とバッティングにおいてのスピード」と自身の最大の武器に磨きをかける。

 昨季は開幕1軍入りも、4月3日に出場選手登録から外れた。5月5日に再登録されたが、与えられた数少ない機会で結果を残せずに同14日には再び2軍へ。夏を過ぎて9月13日に1軍でチャンスをもらうと徐々に結果を残し、1年目を22試合の出場で打率.208、4打点、3犠打で終えた。

 九産大時代には37盗塁で3度のタイトルを獲得した韋駄天も、昨季は盗塁ゼロ。「今の課題としてはバッティングの力強さも欲しいんですけど、やっぱりまだスピードかな。去年はシーズンを通してスピードをアピールできなかったので、スピードっていう面ではまだ課題だと思っています」。自主トレでは「短ダッシュを結構(メニューに)いれていて、もう一度自分の足を見つめ直しました」と“快足”のレベルアップに努めた。

 昨年秋の出場を今季へ繋げなくてはいけない。「シーズンの終盤に、大事なところで阿部監督に出していただいたので、その経験を無駄にはしたくない。このキャンプからしっかりアピールできるように頑張っていきたいです」。

 二塁も三塁も遊撃でも、浦田にとって強力なライバルが揃うが、阿部監督は「フラット状態」を強調する。「まだまだ自分の実力的には劣っている部分もあると思うんですけど、最後は気持ちだと思っています。気持ちの中のモチベーションと負けず嫌い。この2つは絶対に減らしたくはないので、今まで通り自分らしく、この2つを大事にやっていきたいなと思います」。静かなる闘争心を秘め、171センチ、67キロの“小兵”が存在感を見せつける。(湯浅大 / Dai Yuasa)