現3歳世代は少し“異常事態”だ。昨年6月に新馬が始まってから9か月目になるが、重賞を2勝している馬が不在。リステッドな…
現3歳世代は少し“異常事態”だ。昨年6月に新馬が始まってから9か月目になるが、重賞を2勝している馬が不在。リステッドなど加えたオープン級を2勝しているのはもみじS、紅梅Sを連勝中のリリージョワ(牝、栗東・武幸四郎厩舎)1頭のみ。昨年末に行われたG1の阪神JF、朝日杯FS、ホープフルSは1番人気がすべて3着以下で、近年で記憶にないほどの混戦と言える。
その中で今春を占う上で要注目の一戦となるのが来週の共同通信杯だ。そもそも、本番への間隔を空ける傾向が強まる最近の傾向の中で、格別な存在感を放つ前哨戦。ここから皐月賞へ向かった組は近5年で【3・0・4・5】と複勝率5割を超える。
今年もホープフルS勝ちのロブチェンが始動予定。新潟2歳S勝ちの関東馬リアライズシリウスに加え、栗東で非常に評判が高い1勝馬のラヴェニューやベレシートが出走を予定しており、間違いなくハイレベルだ。
きさらぎ賞もエムズビギンに加え、ショウナンガルフやゾロアストロの実績組がいるなど、例年に比べてもなかなかの好メンバーだろう。近年では皐月賞への実績がない組だが、まだ傑出馬不在の今年。一躍、主役候補に名乗りを上げる馬が出ても驚けない。(山本 武志)