◇米国女子◇ヒルトン・グランドバケーションズ トーナメント・オブ・チャンピオンズ 最終日(1日)◇レイクノナG&CC …
◇米国女子◇ヒルトン・グランドバケーションズ トーナメント・オブ・チャンピオンズ 最終日(1日)◇レイクノナG&CC (フロリダ州)◇6624yd(パー72)
開幕戦を54ホール短縮競技としたツアー側の判断には疑問の声も上がった。強風により順延された第3ラウンドの残りと第4ラウンドを午前10時から行う予定だったが、氷点下に冷え込む厳しいコンディション。スタートまで15分を切ろうかというタイミングで少なくとも1時間遅れることが決まり、さらに11時、正午と遅延を繰り返した末に短縮を決定。午後2時15分から第3ラウンドの残りのみをプレーすることとなった。
前日のうちに54ホールを完了したネリー・コルダが通算13アンダーで暫定首位に立っており、プレーを持ち越していた8人のうち、わずかな逆転の可能性を残していたのは3打差のエイミー・ヤン(韓国)くらい。17番パー3、18番パー4のタフな2ホールで3つ伸ばしてようやくプレーオフに持ち込める状況で、再開前から勝負はほぼ決しているといえた。
不可解だったのは、セレブリティ部門のラウンドが10時から予定通りに行われたこと。朝の時点ではパッティンググリーンも明らかに硬くなりすぎていたという声があったものの、米ツアー選手たちがメドの立たない再開を待つ間に20人が10番からの9ホールをプレー。元プロテニス選手のマーディ・フィッシュ氏の優勝が決まった。
セレブリティとして出場し、最終日も9ホールをプレーしたアニカ・ソレンスタム(スウェーデン)は米ゴルフウィークの取材に対し、率直にコメントした。「なぜプレーしないのか理解できない。ピッチマークもできているし、ボールは止まった。難しく、寒いかもしれないが、コンディションはフェアだ。同伴競技者にも『プレーできる』と言っていた」と首をひねった。
その後、ツアーは改めて声明を発表。「まれに見る難しい決断だった」とした上で低い気温や強風、一部の日陰エリアで地面の凍結が確認されたことから公平で一貫したプレーコンディションを確保することが困難になったと説明した。「コース整備に時間をかけ、選手たちの懸念を直接聞いた上で、得られた情報に基づく最善の判断」として理解を求めた。
セレブリティのプレーのみ先に開始したことについては「その時点でも、依然としてLPGAプレーヤーが第3ラウンドを完了し、第4ラウンドに進める可能性を信じていた」とだけつづり、モヤモヤは晴れないまま。後味の悪さが残った。(フロリダ州オーランド/亀山泰宏)