オイシックスCBO(チーフ・ベースボール・オフィサー)の桑田真澄氏(57)が2日、静岡・志太スタジアムで行われたキャンプ…
オイシックスCBO(チーフ・ベースボール・オフィサー)の桑田真澄氏(57)が2日、静岡・志太スタジアムで行われたキャンプ2日目で「エコロジカル野球」を実践した。型にとらわれない指導哲学で、守備練習では内野手が外野へ、外野手が内野の守備位置についた。桑田CBOは「エコロジカルトレーニングって言うんですけどね。違う動きをすることで本職の動きも向上する。体の使い方が良くなる狙いがある」と説明した。さらに「毎日同じ食事だと飽きるのと同じ。野球は期間が長いスポーツですから、飽きさせない工夫が大事」と、前夜のコーチ会議で提案し早速導入した。
本職の投手陣に対しては、キャッチボールから「テンポ」を徹底させた。「野手に守りやすいピッチャーを問えば、100%『テンポのいい投手』と答える。試合でテンポを良くするには、ブルペン、さらにはキャッチボールから良くしないといけない」と話した。
さらにキャッチボールからライン出し指示。内へ10球、外へ10球ずつ投げさせた。桑田CBOが数十年かけて蓄積したデータに基づき、「155キロを投げても、真ん中は打たれる。四隅、特にアウトローが最も打率が低い」と説く。結果を残すための確率論を若手にたたき込んだ。
また今季から本格導入される「統一ベース」については一石を投じた。「ベースは一番触っちゃいけない部分だと思っていた。塁間が短くなるのは良くない。盗塁の記録も変わってくる。変えなくていいルールは変えなくていい」と話した。時短を優先するMLBの流れにも懸念を示した。「ビジネスライクなんですよ。野球は時間制限のない、みんなが時間をかけて楽しむ牧歌的なスポーツ。時短を求めるならストライクゾーンを調整する方が本質的ではないか」と持論を展開した。
3月14日の古巣巨人との開幕戦(Gタウン)には足を運ぶ予定だという。「彼らの成長が楽しみですね」と笑顔。桑田流指導を受けたナインたちの成長に期待を込めた。