◇米国女子◇ヒルトン・グランドバケーションズ トーナメント・オブ・チャンピオンズ 最終日(1日)◇レイクノナG&CC …
◇米国女子◇ヒルトン・グランドバケーションズ トーナメント・オブ・チャンピオンズ 最終日(1日)◇レイクノナG&CC (フロリダ州)◇6624yd(パー72)
この日プレーした2ホール目の最終18番、右手前からのロングパットは微妙な距離の返しが残った。昨季ショートパットで苦しみ、それを乗り越えて11月「TOTOジャパンクラシック」で3年半ぶりの優勝を飾った畑岡奈紗にとっては、ポイントにしている部分。細かな変化は打つ直前にあった。構えた後、顔を上げてカップを見る回数を2回から1回に減らしていた。
「今週、高田先生に見てもらって、『なるべく一発で決めるように』と言われていたんです」。フィジカルセラピストに始まり、現在はコーチとして指導を仰ぐ高田洋平氏から指摘されて取り組んでいることだという。テンポよく打って2パットのパーで締めくくったシーンは、まさに狙い通りだった。
4年前にパッティングのルーティンを整理してからは、カップを2回見て打つ流れが定着。単独首位発進して迎えた2日目、「71」と伸ばしきれなかったラウンドでストロークの緩みが少し気になって高田氏と話し合った。「(首を2回振ることで)頭が落ちてしまったり、目線が微妙に変わってしまったりする。ジッとしている時間も少ない方がいいと思いますし、スッと構えて、動きの中で打ち出していく(くらいのイメージ)」。特に5m以内の距離をしっかり打っていくため、あえて動作をひとつ省くトライをしている。
練習で自然にできていても、試合では慎重になりすぎて、もう一度カップを確認しそうになることがあると笑う。「特にこういう難しい風の状況の時とか、どうしても(構えを)固めがちだった」。強風の中でのタフなラウンドは、細部の徹底においても自分を試される貴重な時間となった。
通算3アンダー9位フィニッシュで開幕した米ツアー10年目のターゲットは、悲願のメジャー制覇にほかならない。スケジューリングにも変化を加え、今季は基本的にメジャー前週の試合に出ず、調整に充てるつもりだ。まずは4月のメジャー初戦「シェブロン選手権」(テキサス州メモリアルパークGC)まで、欧州ツアーを含めて出場を予定する残り5試合で着実に自信を積み上げていく。(フロリダ州オーランド/亀山泰宏)