「広島春季キャンプ」(1日、日南) キャンプ初日から大器の片りんを見せつけた。ドラフト1位・平川蓮外野手(21)=仙台…
「広島春季キャンプ」(1日、日南)
キャンプ初日から大器の片りんを見せつけた。ドラフト1位・平川蓮外野手(21)=仙台大=が、真新しい背番号51のユニホームでフルメニューを消化。「まだ違和感があります」と苦笑いを浮かべながらも、「1日目から充実した日だったと思います」と、上々のスタートを切った。
午後から行われた注目のフリー打撃。第1組でケージに入ると、2000人の観衆がその一挙手一投足に視線を注いだ。これほど注目を浴びながらの練習は自身初の経験。「見られていると思って力んだ」と待望のアーチはなかなか出ない。それでも60スイング目にようやく左打席から右翼越えへ“プロ1号”をマーク。計75スイングで柵越え1本と自慢のパワーさく裂とはいかなかったが、「明日から修正していきたい」と前を向いた。
新井監督もその資質を高く評価した。低いライナーを広角に打ち分ける姿に、「基本に忠実。フリー打撃のための打撃ではなく、実戦での対応力があるように見える。柔らかさと強さがある」と太鼓判。柵越えの数では測れない内容の良さが、指揮官の期待をさらに膨らませた。
プレー以外でも存在感を放った。弟子入りを熱望していた秋山には、ノック中に守備について質問攻め。さらに打撃の重点練習で同組となった小園には、タイミングの取り方や打席での意識について教えを仰いだ。「走攻守全てでレベルアップしたい。いろんな人に聞いて、一つでも自分のものにしたい」と、飽くなき向上心をのぞかせた。
練習後には即席のサイン会を行い、長蛇の列をつくったファン一人一人に笑顔でペンを走らせた。帰り際に送られた惜しみない拍手が大きな期待の表れだ。「走る、捕る、投げる、打つ、全てにおいてアピールしたい」と平川。プロとしての歩みはまだ始まったばかり。金の卵が想像を超える成長曲線を描いていく。