◆サッカー◇静岡県高校新人戦 ▽決勝 静岡学園3-0藤枝東(1日・藤枝総合サッカー場) 決勝が行われ、静岡学園が藤枝東…
◆サッカー◇静岡県高校新人戦 ▽決勝 静岡学園3-0藤枝東(1日・藤枝総合サッカー場)
決勝が行われ、静岡学園が藤枝東を3―0で下して3連覇を飾った。静学は前半14分にFW坂本健悟(2年)が4試合連続となるゴールを奪って先制。後半22分に途中出場のMF松永悠輝(2年)がミドルシュートを決めると、同32分にはMF安永龍生(2年)がPKで加点し、昨秋の県選手権準決勝で敗れた雪辱を果たした。藤枝東は3大会連続の準優勝に終わった。
昨年の悔しさを知る静学FW坂本が、この日も勝利への道を切り開いた。前半14分、左からのクロスに頭を合わせて先制弾。184センチの高さを生かした一撃でチームを勢いづけた。
先輩FWの負傷もあり、昨年4月末からプレミアリーグでレギュラーを務めてきた。藤枝東に同11月の県選手権準決勝で敗れたことを忘れたことはない。「チャレンジの機会が来て、絶対に点を決めて勝とうと思っていました」。4戦連発で計9得点。1―0で勝った浜名との3回戦や磐田東との準決勝でもゴールを決めており、飛び抜けた勝負強さでチームを引っ張った。
前日の準決勝は全体的に精彩を欠いた。坂本のPKによる1点で勝ったものの、後半は攻め込まれてシュート0本。指揮を執る斎藤興龍コーチ(47)を「今までで一番悪い」と嘆かせた。
だが試合後、選手だけでスタジアムの外に集まって緊急ミーティング。MF足立羽琉(2年)を中心に「試合の入り方から意識を変えよう」と話し合った。その成果が、この日の決勝に表れた。全員でボールを追ってピッチを駆け回り、球際で激しく争ってペースを握り、坂本の先制点につなげた。斎藤コーチは「選手たちがいい雰囲気をつくってくれた」と目を細めた。
さらに波に乗せたのが、背番号10の松永だ。昨年12月のプレミア最終節で足を痛め、先月中旬にようやく合流。この日も後半18分での途中出場だったが、その4分後に「狙っていた」という弾丸ミドルを決めて、仲間と抱き合った。
昨年は県総体、県選手権とも4強。プレミアからも降格した。復活を期す1年になるが、今回のタイトル奪取で弾みがついた。松永は「4月に始まるプリンスリーグも勝っていく」と宣言。坂本も「目標は5冠。これで慢心せず、総体と選手権とプリンスで優勝し、昇格プレーオフも勝つ」と力をこめた。(里見 祐司)