「別府大分毎日マラソン」(1日、高崎山うみたまご前~ジェイリーススタジアム) 箱根駅伝3連覇の青学大エースで“シン・山…
「別府大分毎日マラソン」(1日、高崎山うみたまご前~ジェイリーススタジアム)
箱根駅伝3連覇の青学大エースで“シン・山の神”こと黒田朝日(21)=青学大=が2時間7分3秒で3位に入り、2028年ロサンゼルス五輪の代表選考会「グランドチャンピオンシップ(MGC)」(27年秋)の出場権を獲得した。ゲタチョウ・マスレシャ(25)=エチオピア=が2時間6分49秒で優勝。黒田との青学大新旧エース対決を制した吉田祐也(28)=GMOインターネットグループ=が2時間6分59秒で日本選手トップの2位となった。MGC出場権は条件を満たした6選手が得た。
本調子には遠くても“シン・山の神”がロス五輪への第一関門を突破した。2度目のマラソン挑戦となった黒田は3位でMGC出場権を獲得。「箱根を10としたなら、5、6割ぐらい」という状態でも結果を残した。
箱根の5区山上りで異次元区間新をたたき出した後の1月18日には全国都道府県駅伝に出場。疲労は残っていた。最後は青学大の先輩・吉田との一騎打ちに屈したものの、3位となった。
2人を指導する青学大の原晋監督(58)は満足げ。MGC出場権獲得の目標をクリアした黒田を「合格点」と評価した。状態を考えれば、大阪マラソン(22日)や東京マラソン(3月1日)の方が好結果が望めたかもしれない。しかし今回の参戦には指揮官の親心もあった。「学生としての残りの期間を遊ばせてあげたいから。バラエティー番組も出ますし、グアムへの卒業旅行にも行く。自動車学校にも行く」と今後は2カ月間の“オフ”。黒田も「陸上漬けでやってきたので、最後に大学生らしい旅行などができたら」と話す。
卒業後はGMOインターネットグループに所属し、引き続き青学大を拠点に原監督のもとで強化に励む。指揮官は「2時間4分55秒が日本記録ですが、更新するのは当たり前。3分内の領域をいち早くわがチームからつくっていきたい」と野望を抱く。
「最終的には世界で戦えるランナー。そこを目指していきたい」と応じる黒田。MGCの権利を早々とゲット。「狙えるものはしっかり狙っていきたい」。ロス五輪を視界に入れている。