「阪神2軍春季キャンプ」(1日、具志川) 阪神のドラフト1位・立石正広内野手(22)=創価大=が1日、沖縄県うるま市の…

 「阪神2軍春季キャンプ」(1日、具志川)

 阪神のドラフト1位・立石正広内野手(22)=創価大=が1日、沖縄県うるま市の具志川球場でキャンプイン。現在「右脚の肉離れ」で別メニュー調整中だが、室内練習場の打撃練習で鋭い打球を飛ばした。初めてスイングを見た平田勝男2軍監督(66)は3年前の森下と重ね合わせて絶賛。期待のルーキーは静かにスタートを切った。

 シーンとした具志川ドームに心地いい快音が響いた。患部の状態も意識してか、ノーステップ打法で黙々とバットを振る立石。平田2軍監督は真剣な表情で見つめた。

 「やっぱり力強いね。パワフルなスイングしてる。バットを持ってると雰囲気があるよ。森下が入ってきたときと、似たスケールを感じさせる」

 初めて打撃練習を見た平田2軍監督は、同じく故障で具志川スタートだった1年目の森下の姿を思い返していた。メイングラウンドの動向も気にかけながら、指揮官たっての希望で室内練習場へ。「(映像で)ある程度見られるけど、実際の雰囲気をね」。豪快なスイングを目の当たりにし、興奮気味だった。

 1月の新人合同自主トレで右脚を痛め、現在は別メニュー調整となっているルーキー。キャンプ前には「自己分析をして、体のことでは妥協せずいい1カ月にしたい」と意気込んでいた。指揮官も「焦らせないように」と、じっくり時間をかける方針。この日は打撃練習以外にもノックで左右に軽快な動きを見せ、徐々にダッシュ系のメニューも増えている。表情も明るく、初対面の選手ともコミュニケーションを取っていた。

 厳しいプロの世界だが、平田2軍監督は自分を貫いてほしいと願っている。「いろいろ修正してレベルアップするのは当然だけど、本人の(考え)でやっていって、持ち味を生かしてほしい。初日だけど、これからが楽しみですね」。

 虎の未来を担う男はタテジマに袖を通し、伝説のスタートを切った。