「阪神春季キャンプ」(1日、宜野座) プロ野球は1日、12球団が沖縄、宮崎の両県でキャンプインした。阪神の佐藤輝明内野…
「阪神春季キャンプ」(1日、宜野座)
プロ野球は1日、12球団が沖縄、宮崎の両県でキャンプインした。阪神の佐藤輝明内野手(26)はフリー打撃で軽々と8本の柵越えを披露した。まだ体の動きを確認する段階ながら、体重100キロ超えのパワーアップしたボディーから快音を連発。今年3月の第6回WBCに侍ジャパンの一員として出場する中、仕上がりは上々。チームで「佐藤姓」は一人になったが、今季も球場表記は佐藤輝を継続することも明かした。三冠王へ、名前はそのままでも“シン・サトテル”に進化する。
力感のないスイングから、強烈な打球が次々と放たれる。1本、2本、3本…。佐藤輝が軽めの調整で3連発を含む、46スイング中8本の柵越えと、ホームランキングの力を見せつけた。「風もあるし、ボールも違うんで一概には言えないですけど。1日目にしてはいいかなと思います」。初日からスタンドに詰めかけた、大勢の虎党の拍手を浴びた。
このオフで鍛え上げ、体重は100キロを超えている。軽いスイングでも飛距離が出るのはパワーアップの証し。「(体も)変わってるんじゃないですか。自主トレからやってきたし。そこは大丈夫かなと思います」。今年は確実性の向上もテーマにする中、軽く振っても飛ばせることは「理想ですけどね」。昨季は本塁打と打点の二冠に輝いたが、理想が形になれば三冠王も見えてくる。
1月30日に契約を更改し、同31日にチーム宿舎で会見。キャンプインにタテジマのユニホームを着ることもできた。口ひげもスッキリしたが、意外な人からの言葉があったという。「ばあちゃんに『そった方がかっこいい』と言われたので」。クシャッと笑いながら、祖母孝行のひげそりだったことを明かした。
12球団大トリでの契約更改も全国の野球ファンが注目していたが、虎党が気にしていたのは登録名問題。昨季、佐藤蓮が戦力外となったことで「佐藤姓」は一人になっていた。「そのままでいいんじゃないですか。別に変える必要ないかなと思って」。今年も球場表記は「佐藤輝」を継続。「急になくなったらさみしくないですか」とファンを思い、“テル”を残す決断を下した。
今年3月にはWBCも控えている。この日のシートノックは三塁だけだったが、外野も準備するつもりだ。当然、仕上げも早くなる。「しっかり合わせて調整できればと思ってます」。大谷や鈴木、村上らと強力打線を形成するためにも、走攻守全てで磨きをかけている。
侍ジャパンでの世界一と、阪神での連覇&日本一を目指す、大事なシーズンの幕開け。「いよいよ始まるなって感じですね」。現状維持は求めていない。さらに進化し、球界一のスラッガーになろうとしている。佐藤輝が世界でも、日本でも新たな歴史をつくる一年が始まった。