【ミラノ(イタリア)1日=大谷翔太】6日開幕のミラノ・コルティナ五輪に向け、スピードスケート女子で日本代表の吉田雪乃(寿…

【ミラノ(イタリア)1日=大谷翔太】6日開幕のミラノ・コルティナ五輪に向け、スピードスケート女子で日本代表の吉田雪乃(寿広)と男子の森重航(オカモトグループ)が、本番会場の「スピードスケートスタジアム」で初めての練習に臨んだ。

 共に1月31日に現地入り。初滑りを終え、五輪初出場の吉田は「この会場に入ったことがなかったので、ドキドキもそうだし、新鮮な感じがまだ残っています」と笑顔。22年北京五輪で500メートル銅メダルの森重は「オリンピックという最高峰の舞台ですけど、自分の気持ちは変わらず。いつもの世界大会と同じ気持ちでいければ、自分の力も出ると思っているので、あまり深く考えすぎずにレースできたら」と語った。

 会場は、展示施設「フィエラミラノ・ロー」の既存スペースを再開発。天井は低く、室内は通常、氷上競技では欠かせないダウンコートが必要ないほどに温かい。500メートルにメインを置く両選手は「仮設リンクなので、まだ慣れない感覚があった(吉田)」。森重は「また違った形のタイプのリンク」と、感触を振り返った。

 2人の言葉を借りれば、今会場のアイスリンクは「下(氷の中)が空洞の様な感覚」。吉田が「ポコポコと音がして、自分の蹴った分が伝わらない、その分、音で返ってくるような感覚。そこに違和感というか、慣らしていきたいなと思った」と言えば、森重も「スカスカみたいな、(氷の)密度がないような感覚。でも、リンクの状況がどんな状況であれ、自分の力を発揮するのみ」と語った。

 レース環境や食、住環境含めて通常とは異なる五輪。それぞれW杯で世界を経験しており、冷静に本番を見据える。「仮設のリンクを今まで滑ったことがないので、自分にとっては新鮮。全て慣れていくしかないと思っているので、体が勝手に慣れてくるだろうと深く考えずに、調整していけたら」と吉田。森重は今大会、日本選手団の旗手も務める。状態が心配される左ひざへの不安ものぞかせず「(五輪は)自分は全力をぶつけられる場というか、各国の選手がここを目指してやってきている舞台なので。まずは楽しんで、この舞台をやれたらいいかなと思います」と意気込んだ。