さあ球春到来だ。1日、プロ野球12球団が一斉にキャンプインした。ソフトバンクも3年連続リーグ制覇、連続日本一を目指し宮崎…
さあ球春到来だ。1日、プロ野球12球団が一斉にキャンプインした。ソフトバンクも3年連続リーグ制覇、連続日本一を目指し宮崎市の生目の杜運動公園でスタート。2大会連続で侍ジャパンメンバーに選出された周東佑京外野手(29)は初日からエンジン全開だ。「(WBC)連覇に向けていいピースになれば」と話し、14日の侍合宿合流までに状態を上げていく。
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周東は自身への期待の大きさを分かっている。「前回と今回で立場も違うと思う」。今回の侍メンバーで中堅手が本職なのは周東のみ。代走の切り札ではなく、中堅でのスタメンの可能性も十分ある。
「これだけ多くの方に注目される大会ですし、連覇もかかっている。連覇に向けていいピースになれば」。3年前のように日本国中の野球ファンがくぎ付けになるようなプレーを見せる。「もっと打球スピードを上げて、しっかりコンタクトしていくところを伸ばしたい」。WBCでの打席数が増えることにも備え、外国人投手の剛球に対応できるように準備をしている。
昨年の2月1日は左膝を痛めていたこともあり、室内でじっくり調整していたが、今年は元気いっぱい。「初日から外で動けているので楽しくできている」と、キャンプ初日から柳町達外野手(28)と2人でランチ特打を行った。「例年だったら柳田さん、近藤さん、山川さんがいて、大きな拍手があるじゃないですか。ちょっと僕とタツル(柳町)じゃ弱かったんで…」。なかなか柵越え連発とはいかず、スタンドを沸かせられなかった。
独自に調整が任されるS組導入2年目は、柳田らが筑後で調整するなど、主力の多くが宮崎に不在。この日の観衆は1万300人とにぎわったが、メイン球場のスタンドは例年の日曜日と比べると少なかった。選手会長を譲った栗原陵矢内野手(29)も「S組がいない状況で、なかなか打撃練習、守備練習にしても、もっともっとファンの方に見せられる練習をしていかなければならないと思った」と同じく危機感を感じていた。
周東は「選手会長じゃなくなっても、やること自体は変わらない。クリ(栗原)と一緒に先頭に立ってやっていきたい」と話す。5年20億の大型契約を結んだ1年目は「打率10割くらいの気持ちで」と貪欲だ。まずは3月にWBCで日本国中に強烈に存在感を示す。シーズンに入ってもチームの中心として、野球人気、ホークス人気をさらに高める存在となる。【石橋隆雄】