常松の挑戦に注目が集まる(C)産経新聞社 22歳の勇気ある決断に、広く世間から称賛の声が寄せられています。 東京六大学野…

常松の挑戦に注目が集まる(C)産経新聞社

 22歳の勇気ある決断に、広く世間から称賛の声が寄せられています。

 東京六大学野球リーグの名門・慶應義塾大の4番も務めた常松広太郎が、カブスとマイナー契約を結びました。TOEICのスコアは990点をマークする、英語も堪能で聡明な帰国子女。就職最難関とも賞される米金融業界大手「ゴールドマン・サックス」から一度は内定をゲットしながら、米球界でのチャレンジを選択したのですから、その大志は称賛されて然るべきでしょう。

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 しかし、過度な期待を持つことなく、爽やかな気持ちで応援すべきではないかと、アマチュア野球取材歴の長いスポーツライターは主張します。

「常松を巡る報道の中には『日本のプロ野球を避けた』という文脈もありますが、これは正確ではありません。常松はNPBドラフト会議に向けてプロ志望届を提出しましたが、12球団から届いた調査書はゼロだったというのが、実際のところです。確かに長打力やスイングスピードには非凡なものがありましたが、上の世界でやるには実力的に厳しいかな、だったらゴールドマン・サックスで幸せな人生を送った方がよいのでは、というのが、六大学野球の試合をネット裏で視察し続けた、一般的なNPBスカウトの見立てだったと思います」

 ある意味、それでもカブスは常松獲得に動いたのですから、その潜在能力には無限大の可能性があると言ってもいいかもしれません。

「12球団のスカウトは足繁く神宮球場に足を運び、自らの経験と『眼』を駆使して、ドラフト対象選手が数年後にプロの世界で活躍できるかを見極めていきます。もし数年後、常松がメジャーの舞台で活躍できることがあったならば、調査書ゼロから常識を覆した伝説の打者として、常松は語り継がれていくことになるでしょう」(前述のスポーツライター)

 海の向こうで、偉大なる挑戦が始まります。

[文/構成:ココカラネクスト編集部]

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