<陸上:別府大分毎日マラソン>◇1日◇大分市高崎山うみたまご前~大分ジェイリーススタジアム(42・195キロ)昨年9月の…

<陸上:別府大分毎日マラソン>◇1日◇大分市高崎山うみたまご前~大分ジェイリーススタジアム(42・195キロ)

昨年9月の世界選手権東京大会マラソン代表でGMOインターネットグループの吉田祐也(28)が、同選手権以来、約5カ月ぶりのマラソンに復帰し、シーズン初戦を2位でフィニッシュした。タイムは2時間6分59秒(記録は速報値)。

ペースメーカーが外れた残り10キロで先頭集団を引っ張り始めた。ライバルを押えながらペースを刻んだ。33キロ過ぎには海外招待選手に飛び出されたが、冷静に本人先頭争いを繰り広げた。

別大の出場は青学大4年時にデビューとなった2020年以来6年ぶり。3位に食い込み、当時の初マラソン歴代2位と学生歴代2位で走った。当時は大学限りでの引退と一般企業の就職も考えていたが、競技者としての志を再び芽生えさせてくれたきっかけのロードでもあった。

普段、拠点とする青学大で一緒に練習をする黒田朝日(4年)ら後輩5人や、同大出身でチームメートの鈴木塁人や、倉本玄太(中電工)と総勢8人の「フレッシュグリーン軍団」の絆も力に変え、思い出の地を駆け抜けた。

24年12月に優勝した福岡国際では当時日本歴代3位の2時間5分16秒をマークし、東京開催の世界選手権代表入り。しかし、大舞台では中盤で失速し、34位と世界の壁に跳ね返された。それでも、今年1月の全日本実業団対抗駅伝(ニューイヤー駅伝)では1区を務め、初優勝の流れをつくった。

1月31日の前日会見では「まずは(28年の)ロサンゼルス(五輪)に向けての1歩というところで全力を出す位置づけで頑張っていきたい」と意気込んでいた吉田。恩師・原晋監督が掲げる「青学大から世界へ」を先頭で体現するランナーの新たなシーズンが幕を開けた。

◆吉田祐也(よしだ・ゆうや)1997年(平9)4月23日生まれ、埼玉・東松山市出身。東農大三高から青学大進学。箱根駅伝初出場となった4年時の4区で当時の区間新記録をマークして総合優勝に貢献した。20年に旧名のGMOアスリーツに加入後もマラソン選手として力を高め、24年12月の福岡国際で当時日本歴代3位をマークし、昨年9月の世界選手権東京大会代表にも選ばれた。今年11月のニューイヤー駅伝では初優勝に貢献。座右の銘は「ビジョンは大きく、行動は緻密に謙虚に」。趣味は読書。164センチ、47キロ。