<陸上:別府大分毎日マラソン>◇1日◇大分市高崎山うみたまご前~大分ジェイリーススタジアム(42・195キロ)1月の箱根…

<陸上:別府大分毎日マラソン>◇1日◇大分市高崎山うみたまご前~大分ジェイリーススタジアム(42・195キロ)

1月の箱根駅伝で山登り5区で区間新記録を樹立し、青学大を大会史上初の同一チーム2度目の3連覇に導いた「シン・山の神」こと、黒田朝日(4年)が、自身2度目のフルマラソンを3位でフィニッシュした。タイムは2時間7分02秒(記録は速報値)。

中間地点を1時間3分10秒(速報値)で通過。2028年ロサンゼルス五輪(オリンピック)の代表選考会レース「グランドチャンピオンシップ(MGC)」(27年秋開催)の参加標準記録(2時間6分30秒)よりも速いペースでパスすると、その後は徐々にと先頭争いに加わった。ペースメーカーが外れた残り10キロ以降も食らいついた。

1学年上で引退した若林宏樹や吉田祐也(GMOインターネットグループ)ら数々のOBが好結果を残したロードを駆け抜けた。

昨年2月の大阪マラソンで初挑戦ながら、6位に食い込んで先輩若林が持っていた日本人学生最高記録を2秒上回る2時間6分5秒をマークした。

最終学年で挑んだ3大駅伝は出雲6区区間トップ、全日本7区区間新。最終戦の箱根駅伝では花の2区の出走が予想された中、当日変更で5区に出走した。従来の区間記録を1分55秒も更新する1時間7分16秒の新記録でゴール。5番手から首位との3分24秒差をひっくり返す大逆転劇で衝撃を与えた。

1月31日の前日会見では「箱根に(ピークを)合わせた。その時に比べるとコンディション不良に近い」と話していた黒田。今大会は「MGC出場権を第1目標に持ってくる」とタイムよりも順位にこだわってレースに臨んでいた。

卒業後は元日の全日本実業団対抗駅伝(ニューイヤー駅伝)で初優勝したGMOインターネットグループに進み、青学大を拠点にマラソン選手として高みを目指す。

原晋監督とともに来年9月のベルリンマラソンで大迫傑(リーニン)が持つ日本記録(2時間4分55)更新を目指す目指す21歳。ここからさらに豊かな成長曲線を描く。

◆黒田朝日(くろだ・あさひ)2004年(平16)3月10日、岡山県生まれ。桑田中から玉野光南高に進み、高3時は全国高校総体男子3000メートル障害2位。大学進学後、3大駅伝は2年時の出雲2区でデビューして区間賞。昨年2月は初マラソンで日本人学生記録(2時間6分5秒)を樹立。4年時の箱根路では山登り5区で初挑戦ながら1時間7分16秒の区間新記録をマークし、「シン・山の神」と名付けられた。父将由さんは法大時代に箱根路に3度出走。マイブームはカメラ。好きな芸能人は綾野剛。165センチ、50キロ。