リンドーアの出場が叶わず戦力ダウンが必至のプエルトリコ。ついには会長が怒りの声を発信した(C)Getty Images …

リンドーアの出場が叶わず戦力ダウンが必至のプエルトリコ。ついには会長が怒りの声を発信した(C)Getty Images

 ワールドベースボールクラシック(WBC)は、今年3月の開幕を前に予期せぬ事態が起きている。大会の優勝候補だと目されていたプエルトリコ代表が、保険問題による主力選手の相次ぐ出場辞退を理由に大会からの撤退を検討しているというのだ。

【写真】真美子夫人はあでやかなワンショルダーのドレス姿で笑顔を見せた

 多くの名手たちが居並ぶはずだった“野球大国”プエルトリコだが、戦力がまともに整わない事態に陥った。主将を務める予定だったフランシスコ・リンドーア(メッツ)に加え、強肩強打の内野手カルロス・コレア(アストロズ)、さらにエース候補のホセ・ベリオス(ブルージェイズ)が、保険の確約を得られずに出場を断念。攻守両面で戦力ダウンが必至な状況となっていた。

 そもそもWBCにおける保険適用は仕組みが複雑だ。メジャー40人ロースターに入っている出場選手たちは、MLBと選手会が合意した保険会社の審査を受ける必要があり、ここで「適用不可」と判断された場合、球団が特別に保証しない限り、大会期間中の保険は降りない。

 無論、出場に向けた道が完全に閉ざされるわけではない。前回大会(2023年)では、同審査を落ちていたクレイトン・カーショーが、個人で別の保険会社に加入して出場を模索。しかし、国内での契約料金が「想像を絶するほど高額」だったために諦めざるを得なくなっていた。

 シンプルに言えば、MLBが認めた保険会社の審査次第で、各チームの編成は大きく様変わりするというわけである。

 MLBとしては、球団と選手の間で結ばれている契約を遵守させるうえでの施策ではある。だが、アメリカ側が主導する形で、選手を自由に選出できないという現状に、各国からは不満が噴出している。プエルトリコメディア『El Vocero de Puerto Rico』のシェイ・フォンセカ氏の取材に応じた同国野球協会のホセ・キレス会長は、「我々は大会からの撤退を検討している」とWBCの運営方法に怒りを爆発させた。

「なぜ撤退をするか? それはプエルトリコがWBCに出場するのに、我々の国のスターだけが保険の許可が下りないのは不公平だからだ。もちろん、代わりに出る選手たちに能力がないわけではない。しかし、我々は自分たちも尊重されるべきだと考えている。もしも、アメリカが世界一の金メダルを欲しいのなら、勝手に日本との3試合限定のシリーズをやればいい。我々の時間を無駄にするのはやめてほしいね」

 サッカーのワールドカップのように代表戦における独自の保険適用がなく、どうしても最大組織であるMLB主体となるWBC。その在り方は、野球界の発展のためにも議論の余地がありそうだ。

[文/構成:ココカラネクスト編集部]

【関連記事】WBCでは「投げない」 大谷翔平の“打者専任”の妥当性 米記者が説いた保険の壁「驚きはない。承認を得るのは困難だった」

【関連記事】「真美子さんのドレス姿はあまりに美しく息をのむほど…」晩さん会に出席した大谷夫人に止まらぬ反響 米メディアも注目「ネイビーブルーのワンショルダードレスに黒のオープントゥーヒール」「この2人は絶対無敵」

【関連記事】「隣にいる可愛い子は誰?」私服姿の山本由伸と一緒にいた人物に“熱い視線” 専門メディアが紹介