◇米国男子◇ファーマーズインシュランスオープン 3日目(31日)◇トリーパインズGC サウスコース(カリフォルニア州)…

最終日最終組に臨む久常涼(Orlando Ramirez/Getty Images)

◇米国男子◇ファーマーズインシュランスオープン 3日目(31日)◇トリーパインズGC サウスコース(カリフォルニア州)◇7765yd(パー72)

日本食レストランが多いサンディエゴでは、ラーメンを食べるのを楽しみにしていた。PGAツアー3年目。久常涼の米国での生活基盤は整い、各地への遠征もすっかりスムーズに。あとは試合で望む結果、手応えがつかめれば言うことはない。シーズン3戦目は3日目まで順調だ。難コース相手に60台を並べ続け、通算13アンダーの3位で最終日を迎える。

難コースで6バーディ、2ボギーの「68」

前日に同じサウスコースで「66」をマークした勢いが続く。ショットを武器に出だし2番でボギーが先行してもへこたれない。18ホールで2番目(対パーで+0.259)に難しい4番で2mのチャンスを生かしてバーディを取り返すと、前半でさらに1つスコアを伸ばした。

「流れも良くて後半にかけて良いショットを打てた」のが自信を深める要素になる。11番、16番のパー3はいずれも6Iでピンそば3m以内につけてバーディ。ドローボール主体の23歳にとって左サイドに立つピンは「好きなアングル」だった。

さらに最終18番(パー5)では左ラフからの3打目、残り90ydをロフト56度のウェッジでピン右1.5mにつけて大歓声を浴びた。「ラッキーです。(2打目の)レイアップをミスした後、今までは打てなかったビックリするようなショットができた。きれいに打てたし、状況判断が良かった。運も味方にできている」と納得した。ティショットのスコア貢献度(ストロークゲインド・オフ・ザ・ティ)は全体7位(+2.585)、グリーンを狙うショットの貢献度(同アプローチ・トゥ・グリーン)は4位(+4.053)と数字が好調を物語る。

2週後のシグニチャーイベント出場も視野に

単独首位ジャスティン・ローズ(イングランド)との差は8打ある。同じ最終組に入り、わずかな逆転の可能性を信じつつ、最終日は長いシーズンはもちろん目先のハードルにも繋がっている。2週後には、計8試合あるシグニチャーイベント(昇格大会)のひとつ「AT&Tペブルビーチプロアマ」(カリフォルニア州ペブルビーチGL)が控える。次週の「WMフェニックスオープン」までの開幕4戦で、出場権を持たない選手のうちポイントレースでトップ5に入れば出場できる。

昨年4月「RBCヘリテージ」に続いて予選落ちのない高額賞金のシグニチャーイベントに出場できれば確実なステップアップになる。「それはもう結果ありきのものだから、あまり気にはしない。とにかく最終日に自分の力をしっかり出し切れれば。その先にそういうご褒美があるといいなとは思います」。冷静さを保ちながら、すべての状況と向き合う。(カリフォルニア州ラ・ホヤ/桂川洋一)