ルバキナ 2023年決勝の経験「今回は自分から攻めると決めていた」 1月31日…
ルバキナ 2023年決勝の経験「今回は自分から攻めると決めていた」
1月31日、オーストラリア・メルボルンで行われた「全豪オープン」女子シングルス決勝は、第5シードのエレナ・ルバキナ(カザフスタン/世界ランク5位)が第1シードのアリーナ・サバレンカ(同1位)を6-4,4-6,6-4で下し、全豪オープン初優勝を果たした。試合時間は2時間18分。2022年ウィンブルドン以来となる、自身2度目のグランドスラム制覇となった。
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試合後、ルバキナはこの勝利について「信じられないような達成感。本当にうれしいし、誇りに思う」と語り、最後まで気の抜けない厳しい戦いだったことを強調した。また、サバレンカについても「本当にタフな相手」と評し、再び同じ舞台で対戦できたことへの特別な思いをにじませた。
両者は2023年の全豪オープン決勝でも顔を合わせており、その時はルバキナが第1セットを先取しながら逆転負けを喫している。今回の勝利には、その経験が確実に生かされていた。
ルバキナは、前回の決勝ではサバレンカが積極的に踏み込み、リスクを恐れず攻め続けてきたことが強く印象に残っていたと明かし、「今日はチャンスが来たら、少しリスクを取ってでも自分から打っていこうと思っていた」と語った。ミスを待つのではなく、自分のショットで主導権を握ることを明確に意識していたという。
試合の流れを大きく左右したのが、最終セット序盤だった。ルバキナは0-3とリードを許す苦しい展開に追い込まれたが、そこから立て直した。
この場面について、「フラストレーションを感じるのではなく、落ち着いて1ポイントずつに集中することを考えた」と振り返る。スコアを一気に戻そうとするのではなく、目の前のポイントに集中する姿勢が、結果的に流れを引き寄せた。
チームからの檄に応えてサービスゲームでエースを決めて反撃の糸口をつかむと、そこから5ゲーム連取。5-4で迎えたチャンピオンシップポイントでも、最大の武器であるサーブでエースを奪って勝負を決めた。
なお、試合全体の総獲得ポイントは両者とも92ポイント。スコア以上に拮抗した内容だったことを数字も物語っている。
今大会のルバキナは、要所でのサービス精度と攻撃的な展開が際立っていた。好調の要因について本人は、「特別なことをしているわけではない。自分のアグレッシブなスタイルが鍵」と語りつつも、「チームと一緒に取り組んできた準備と調整が大きかった」と付け加えた。厳しいツアースケジュールの中で、体調に応じて柔軟にプランを変えてきたことが、今大会で“ベストに近い状態”を作り上げたという。
この優勝でルバキナは、グランドスラム決勝成績を2勝1敗とし、ツアー通算12勝目のタイトルを獲得。WTAファイナルズ優勝の翌年に全豪オープンを制した選手として、過去10年ではキャロライン・ウォズニアッキに続く存在となった。
また、ランキングでもキャリアハイだった世界3位への返り咲きが確定。今季成績は9勝1敗、昨季終盤からは20勝1敗と、ツアー屈指の安定感を示している。
ウィンブルドン初制覇時との違いについて、ルバキナは「当時は初めての経験で、かなり緊張していた」と振り返りつつ、「今回は経験のおかげで落ち着いて臨めた」と語った。負けても次があるという考え方ができるようになったことが、精神面の成長につながっているという。
最後に、ルバキナは「大きな目標がある。これからも努力を続けていきたい」と語り、さらなる高みを見据えた。全豪初制覇を成し遂げた26歳は、女子テニスの主役の一人として、新たなシーズンへと歩みを進める。