アロンソはニューマシンの性能を前向きに表現した(C)Getty Images アストンマーティンのフェルナンド・アロンソ…

アロンソはニューマシンの性能を前向きに表現した(C)Getty Images

 アストンマーティンのフェルナンド・アロンソが30日、スペイン・カタルーニャサーキットでのF1第1回公式テスト最終日に新車「AMR26」を初ドライブした。非公式ながら61周をこなし、1分20秒795をマーク。最終日に5日間を通じて最速となる1分16秒348を刻んだフェラーリのルイス・ハミルトンのタイムの約4秒落ちだった。

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 アロンソがホンダのパワーユニットを操るのはマクラーレン時代の2017年以来で、F1公式サイトによると「良かったよ。われわれにとっては本当に出だしの日だけど、ポジティブな一日になったと思う。60周とちょっとを走行し、マシンの反応も良好。走行初日だったが、これからが楽しみ」と1日を振り返り、「エイドリアン(ニューウェイ代表)とホンダ、アラムコ、そしてこれらの新しいルールのもとで作った最初のマシンに乗るのはとても特別だった」と前向きに語った。

 他チームの中にはフィルムデーの権利を使って事前にシェークダウンするところもあったが、アストンマーティンにとっては今回の公式テストが正真正銘の初走行の機会だった。前日29日にチームメートのランス・ストロールが慣らし運転を行ったが、コースインできたの午後のセッションの残り1時間ほどで、4周を走ったところでコース上でストップし、初日の走行は打ち切られた。

 アストンマーティンはジョーダングランプリをルーツとするチームで、かつては無限ホンダ、ホンダ、トヨタと日本メーカーのエンジンで戦ってきた。現行チームは昨季までメルセデス製を搭載してきたが、レッドブルとたもとを分かったホンダがパートナーとなり、新レギュレーションによって小型化されたマシンに対応すべく新パワーユニットもダウンサイズされているという。

 車体自体も開口部の面積が小さいサイドポッドを採用するなど、数々のチャンピオンマシンを輩出してきたニューウェイ氏の独創性が発揮されたデザインとなっている。放熱処理にどこまで踏み込んでいるかは今後の実走テストの結果ではっきりするはずだ。

 ただ、5日間のテストで3日間の走行が許されている中で、アストンマーティンは準備に手間取り実質的に1日ちょっとしか走ることができなかった。この出遅れが今後にどのように作用するか。懸念材料の一つでもある。次回の公式テストは2月11~13日にバーレーンで通常の公開形式で行われる。

[文/構成:ココカラネクスト編集部]

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