新日本プロレスのNEVER無差別級王者ウルフアロン(29)が31日、都内で取材に応じた。東京五輪柔道男子100キロ級金…

 新日本プロレスのNEVER無差別級王者ウルフアロン(29)が31日、都内で取材に応じた。東京五輪柔道男子100キロ級金メダリストは1月4日の東京ドーム大会で衝撃のプロレスデビューを飾り、最初の1カ月を無敗の“7連勝”で終えたが、「出せる技も増えてきたし、緊張しながらもリラックスできる部分もちょっとずつ増えてきました。でもまだ1カ月なので、もっともっと知りたいこともたくさんあるし、成長していきたいです」と心境を語った。

 デビュー戦では柔道着を脱ぎ捨て、丸刈り頭に黒のショートタイツという裸一貫のスタイルで出発。極悪レスラーのEVILに対してコーナー最上段からのハイフライフロー(ダイビングボディプレス)まで繰り出す驚きの展開を披露し、最後は逆三角絞めで失神させて勝利した。以降はタッグ戦ながらも無敗のまま1カ月を完走したが、「いつかは負けが来ると思いますよ。ずっと勝てるなんて甘い世界じゃないですから」と語り、「負けるつもりは全くないですけど、負けた時にどうするかがすごく大切だと思っています」と冷静だった。

 自身初の地方巡業となった28日の青森大会では大雪の影響でバスが遅れ、カードが当日変更となるアクシデントもあった。「改めてプロレス人生が始まったなって感じましたね。(地方巡業の)初っぱなでアクシデントもありながら、その中でも左右されない最高のパフォーマンスを出せるのが一流だと思うので。そうなれるように経験を積んでいきたいです」と大きな糧にした。

 また、デビュー戦で一騎討ちを行った極悪レスラーのEVILがこのほど、新日本を退団することが正式発表された。悪の首領とはデビュー前から抗争し悪態もつかれたが、「やっぱり新日本の偉大なレスラーの1人ではありましから。悪い奴だし、嫌な人ですけど、僕のデビュー戦の相手を務めてくれたってことは正直感謝しているところもあります」と率直な思いを吐露。「またいつか戦える(トップレベルの)レスラーになれるように成長していきたいですね」と実感を込めた。

 EVILが率いた極悪軍団ハウス・オブ・トーチャー(HOT)の次世代を担う成田蓮(28)は、2月11日大阪大会で行われるNEVER無差別級の初防衛戦で迎え撃つことが決まっている。連日の前哨戦でも対戦しているが、反則まがいのラフファイトだけでなく、膝十字固めなどのテクニックも持ち合わせている。「ああいうところはちゃんと技術を出してくるし、僕は柔道家(出身)なので、足(への関節技)を狙われたことがないんですよ。たぶん、そこも考えてやってきていると思う。結構頭を使ってプロレスをしてくるって感じはするので」。ウルフは柔道時代に両膝の半月板を損傷し、それぞれ手術を受けているだけにウィークポイントとなり得るが、「膝は古傷なんですけど、その情報もググったんじゃないですか?全く油断はできないですね」と警戒を強めた。