◆テニス ▽全豪オープンテニス第14日(31日、メルボルン・ナショナルテニスセンター) 【メルボルン(オーストラリア)3…
◆テニス ▽全豪オープンテニス第14日(31日、メルボルン・ナショナルテニスセンター)
【メルボルン(オーストラリア)31日=吉松忠弘】2022年ウィンブルドン優勝で世界ランキング3位のエレーナ・ルバキナ(カザフスタン)が、全豪オープンで男女を通じ、カザフスタン選手初優勝を遂げた。2年ぶり3度目の優勝を狙った女王、アリーナ・サバレンカ(ベラルーシ出身)に6-4、4-6、6-4のフルセットで勝ち、優勝賞金415万豪ドル(約4億4700万円)を獲得した。
2022年ウィンブルドン優勝の時と同じだった。感情をあまり表に出さないルバキナは、マッチポイントでエースをたたき込んでも、ガッツポーズもなし。にこりとほほえんで、4大大会通算2勝目を手にした。
ルバキナは、優勝スピーチで「ありがとう、カザフスタン。最高のサポートを受けた」と、カザフスタン協会会長に向け、喜びを表した。「できれば、今回のように強いプレーで1年を続けたい」と話した。
ルバキナは、2018年にロシアからカザフスタンに国籍を変更した。オイルマネーを背景に、カザフスタンが選手に財政支援。それをきっかけに、ロシア選手の多くがカザフスタンに国籍を変更した。その内の1人がルバキナだった。
2022年ウィンブルドン優勝時、居住地がモスクワだったため、カザフスタンは仮の姿だとやゆされた。昨年の12月には、ロシア連盟の会長が、「ルバキナはロシア国籍を持っている」と話し、カザフスタン協会の会長が否定する騒動も起きていた。
ウィンブルドンを制したときも、ルバキナは、カザフスタンへの感謝と愛情を述べていた。この日の優勝スピーチも、自分を利用しようとするロシアへの当てつけだったに違いない。