今週の日曜日は、東京競馬場で根岸ステークス(GIII)が行われます。 過去10年の根岸Sでは、前走で1番人気の支持を…

 今週の日曜日は、東京競馬場で根岸ステークス(GIII)が行われます。

 過去10年の根岸Sでは、前走で1番人気の支持を集めていた馬が[6-4-3-16]。勝率20.7%、連対率34.5%、複勝率44.8%とまずまずの成績を残しています。その中でも前走が1着だった馬は[3-2-1-7]で勝率23.1%、連対率38.5%、複勝率46.2%。しかも、単勝回収率140%、複勝回収率106%と期待値もプラスとなっています。今年の根岸Sでも、この傾向に該当する馬がいれば狙って損はなさそうです。

 そのほかでは所属別成績にも顕著な傾向が見られます。過去10年の根岸Sでは関西馬が[7-10-9-88]で関東馬は[3-0-1-31]。勝率は関東馬の方が高くなっていますが、連対率や複勝率は関西馬の方が高い数値を残しています。近年の根岸Sは、どちらかと言えば関西馬が優勢ということが言えるかもしれません。

 ちなみに、関東馬で馬券に絡んだ4頭のうち、3頭が前走で2番人気以内の支持を集めていました。残る1頭は18年ノンコノユメ。本馬は前走のチャンピオンズCでは6番人気でしたが、東京のダート重賞では武蔵野S(GIII)で優勝し、フェブラリーS(GI)でも2着と実績があった馬でしたので、東京へのコース替わりで結果を残せたのでしょう。

 劣勢の関東馬ですが、前走で上位人気になっている馬や東京のダート重賞で結果を残している馬には注意が必要と言えそうです。

 そんな傾向がある根岸Sで、はたしてAIはどういった結論に至ったのか。早速ですが、AIに弾き出された注目馬をご紹介します。

◆実績残す舞台で初重賞制覇を期待

 今週の根岸SでAIが本命に抜擢したのは、上位人気が予想されるインユアパレスでした。

 週初の本命候補3頭には挙がっていなかった本馬ですが、その予想が一転しインユアパレスに高評価が与えられました。

 インユアパレスは関西馬で前走の神無月S(OP)を1番人気で制しており、先に挙げた過去傾向からも強く推せる1頭です。

 その前走の神無月Sは他馬よりも重い59キロを背負っての出走。レースでは抑えるのに苦労するほどの行きっぷりを見せます。4コーナーも外目を楽な手応えで追走。直線でも残り400m過ぎまでは持ったまま。追い出されると一気に弾けて、あっという間に先頭へ。最後は詰め寄られましたが、斤量59キロと先行勢が崩れる流れを強気に追走した分でしょう。斤量やタフな展開だったことを考えると、中身の濃い勝ち方だったように思えます。

 ダート1400mでは[2-2-0-1-]。連対を外してしまった一戦も4着でしたし安定感は抜群。4着に敗れたのは4走前の天保山S(OP)。このレースの道中は中団後ろを追走。3コーナーを過ぎたあたりでは、周りの馬の進みが悪かったため、位置取りを押し上げられず。直線は最内に活路を見出しましたが、残り200mあたりで前が壁になり外目へ持ち出すロス。勝負所からスムーズさを欠く競馬となってしまいましたし、このレースは度外視できる一戦と言えます。

 今回は昨年10月以来の出走。休み明けになりますが、1週前追い切りでは坂路コースで一杯に追われて十分な負荷を掛けられています。最終追い切りも坂路コースで最後まで加速し続けていましたし、陣営も「しっかりと動けていた」とコメントを残しています。今週の動きや陣営のコメントから自身の力を出せる状態に仕上がっているでしょうし、ここも大崩れなく走ってくれそうです。

 これまでに重賞勝ちの実績はありませんが、3走前の東海S(GIII)では2着に入っていますし、能力はここでも十分に通用する馬です。東京ダート1400mにも実績がありますし、能力通りに走れば自ずと結果はついてくるのではないでしょうか。