<ちばぎんカップ:柏2-1千葉>◇31日◇三協F柏柏レイソルMF小見洋太(23)が左ウイングバックで先発し、躍動した。得…

<ちばぎんカップ:柏2-1千葉>◇31日◇三協F柏

柏レイソルMF小見洋太(23)が左ウイングバックで先発し、躍動した。得点には絡まなかったが、ドリブルを武器に見せ場を次々と作り、1万3556人の観衆をわかせた。8日の開幕戦(対川崎フロンターレ)に向け“合格点”となった。

2位に大躍進した昨季は、3得点10アシストしたMF小屋松知哉の不動のポジションだったが、今冬に名古屋グランパスへ移籍。空いた穴を誰が埋めるか注目された中、シャドーや右ウイングでプレーしてきた小見に白羽の矢が立った。

前半開始から期待に応えるようにドリブル突破にクロス、ディフェンスと縦横無尽に走り存在感を高めた。そして前半36分には左45度から右足でゴール右へ鋭く正確なシュートを放った。千葉GK若原のビッグセーブに阻まれ、惜しくもゴールにはならなかったが、開幕に向けてアピールに成功した。

プレシーズンマッチとあって積極的に選手交代する一戦で、後半14分までプレー。試合後は充実感をにじませ、自身の出来について振り返った。

「スタメン組に入って試合をしたのは今日が初めて。キャンプでやってきたことが評価されて出してもらった」。ウイングバックをやり始めたのも、2日前の練習からだという。リカルド・ロドリゲス監督から「できるか?」と言われた。「試合に出るためにはできるというしかない」。開幕に向けた実験的な意味もあったが、手応えは十分だった。「積極的にプレーできたのはポジティブです」と口にした。

昨季途中に新潟から移籍。しかし出場時間は限られ、7試合にとどまった。「このチームでは誰もが認める圧倒的なパフォーマンスを見せないと使ってもらえないと気づいた。そこはシーズン始めからいい準備ができている」と話す。

同じドリブラーでも小屋松と比較されることになるが、そこははっきりとこう言う。「コヤ君のプレーをしろと言われても自分はできない。いい意味であきらめている。自分の色をどれだけこのチームで出せるか」。

積極的にプレスをかけ、ボールを持てば単独でグリグリと仕掛けていく。その姿はまさに突貫小僧。決定的なシュートを放った場面についても「いいタイミングで打てた。あのタイミングは僕にしか打てない。もっとバージョンアップしていきたい」と意気込んだ。

組織的なパスサッカーをするチームにあって、自らの良さは「単独で仕掛けていけるのが持ち味」。チーム戦術に沿ったプレーが求められるところも多いが「今は戦術理解を高める意味でも自分の役割に徹しているが、自分の色を出したい。結果につなげれば周りからは何も言われないと思う」とゴールへの意欲を隠さない。

昨季は髪も伸ばし、金髪にしていた時期もあったが、従来通りの黒髪の丸刈りに戻した。「単純にめんどくさかったので、ドライヤーする時間ももったいない。サッカーに充てたい」。小見が今季の柏にまた違った彩りを加えそうだ。