真の常勝軍団へ-。ソフトバンク小久保裕紀監督(54)がサブリーダー制を導入する。新選手会長の栗原陵矢内野手(29)に負担…
真の常勝軍団へ-。ソフトバンク小久保裕紀監督(54)がサブリーダー制を導入する。新選手会長の栗原陵矢内野手(29)に負担が集中しないように、役割を分担する。そのために選手全員にアンケートを実施する方針だ。1月31日にチームは宮崎入りし5年ぶりの日本一パレードを行った。1日からキャンプインし、福岡移転後初のリーグ3連覇、連続日本一を狙う26年シーズンがスタートする。
◇ ◇ ◇
小久保監督は沿道に集まった4万5000人のファンに笑顔で手を振った。「宮崎でのパレードは非常にハードルが高く、日本一じゃないとできない」。5年ぶり、小久保監督にとっては、11年の日本一翌年の12年以来となった。「このパレードを最後に日本一を勝ち取った記憶を消し去り、まっさらな気持ちで新たな出発をしたい」と、気持ちを完全に26年シーズンに切り替えた。
これまでに「選手たちが自走していけるのが理想。主になる選手たちが増えていくことで、持続的に強いチームが可能になる」と話していたが、その実現へ動き出す。昨季は周東が選手会長を務め、今季からは栗原がその要職を務める。「選手会長が全部担わないといけないので、そうじゃない方が組織としてはいいだろうという判断」とリーダーを1人ではなく複数制にして、それぞれに役割を与えていく。
「明日(1日)みんなの前で1回話をして全員にアンケートを取って、進めていこうかなと」と、選手それぞれが周りの選手をどのように見ているのか聞き取りを行う。コーチ陣にも同様に意見を聞き、チーム内の現状、どの選手がどのような立ち位置にいるかを知る。匿名で率直な意見を集め、整理することで、サブリーダーを選び、役割を与える際にもスムーズにできると考えている。
いよいよキャンプイン。「若い選手にとっては見てもらえるチャンスが結構あると思う。明日からどういう動きになるか楽しみ」と、独自調整を許されているS組が合流する14日の第4クールを前に、若手がいかに台頭してくるかを楽しみにしている。第3クールからはライブBPなどの実戦形式も入ってくる。若返り、世代交代をしながらも、選手たちの意識改革を行い、選手主体で考えて動ける常勝軍団をつくっていく。【石橋隆雄】
○…ソフトバンクは恒例だった宿舎でのキャンプイン前日のミーティングを行わなかった。宮崎での日本一パレードがこれまでの夕方ではなく午後2時30分からだったことも理由の1つだ。小久保監督は昨年のミーティングで選手に3カ条を伝えた。「幸せを感じて物事に取り組む」「力を出し切る」「自らの究極を追い求める」を意味する英語を並べた。「昨年だけのことではないので継続します」と3カ条は今季も続ける。