元代表のレジェンドだったリー・ティエ氏(C)Getty Images 衝撃の実態が浮かび上がる処分が明らかになった。去る…

元代表のレジェンドだったリー・ティエ氏(C)Getty Images
衝撃の実態が浮かび上がる処分が明らかになった。去る1月29日に中国サッカー協会(CFA)は、元中国代表監督であるリー・ティエ氏を含む関係者73人に対し、永久追放処分を命令。さらに国内プロリーグで八百長などの不正行為を行った13クラブにも、勝点の剥奪や罰金を命じた。
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同国サッカー界に蔓延る腐敗した体制が洗い出される形となった。抜本的な改革を図るべく大ナタを振るったCFAは、SNSを通じて「業界における規律の強化やサッカーを取り巻く環境の浄化、公平な競争を維持するための対処が必要だった」と発信。内部的な見直しが大規模なものであったことを公にしている。
驚くべきは処分の対象となった人物たちだ。
代表格となったのは、2019年から21年まで代表チームを率いたリー・ティエ氏。現役時代にプレミアリーグの名門エバートンでプレーした大物は、2024年12月に収賄罪で20年の懲役刑を言い渡されていた。
そのほか、過去に1100万ドル(約17億円)相当の巨額賄賂を受け取ったとして終身刑が言い渡された元CFA会長のチェン・シューユアン氏など計73人の幹部が、公安部も協力した今回の処分対象となった。
各地域のサッカー協会重役も摘発された今回の一件。問題の根深さを感じさせる内情が次々と明らかになり、中国国内でも波紋が広がっている。
スポーツメディア『捜狐』は「この腐敗摘発の嵐は、2022年11月初旬に当時の中国代表監督だったリー・ティエ氏が大連で行われたコーチ養成講習会で拘束されたことを発端に、ドミノ倒しのように生まれたものだ」と指摘。「今回の処分発表を機に、腐敗・暴力排除キャンペーンは一時的な終止符が打たれたと言える」と論じた。
一方で同メディアは、今回の“自浄作業”によってサッカー界が変貌を遂げると期待を寄せている。
「中国サッカー界における大規模な腐敗摘発・暴力組織排除運動は、世界的に見ても壮大な規模で行われ、取り締まりの強度はさらに強化されている。サッカー界の関係者たちは、腐敗摘発によって根本的に見直しを図り、メカニズムを整えることから着手すべきだと指摘する。したがって、中国サッカーは、これを機会に“再生”できるかどうかを、時間をかけて説いていく必要がある。この賭博・腐敗排除の動きが、中国サッカーにとって真の再生につながることを願ってやまない」
果たして、今回の騒動をキッカケに中国サッカー界は変わるか。その道のりは険しそうだ。
[文/構成:ココカラネクスト編集部]
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