◆ちばぎん杯 柏2―1千葉(31日・三協F柏) 柏はホームで千葉に2―1で勝利。17年ぶりのJ1同士の対決となった30回…

◆ちばぎん杯 柏2―1千葉(31日・三協F柏)

 柏はホームで千葉に2―1で勝利。17年ぶりのJ1同士の対決となった30回記念大会で、昨季に続き連勝した。

 丸刈り姿ですっきりしたFW小見洋太がひときわ存在感を放った。左ウィングバックで先発した23歳は序盤から積極的にドリブルで仕掛け、好機を演出。ゴール、アシストといった数字には残らなかったが、前半36分には左サイドから華麗なシュートを打つなど、輝きを見せた。

 先発組に入ったのは今週の練習から。右サイドを本職としながら、試合2日前の練習で初めて左ウィングバックに挑戦しながら好プレーを見せ「過程がどうであれ、結局試合で何が出来たかが一番大事ですし、そこで何も残せなければそれまでだった。積極的にゲームに入れましたし、その中でチャンスは演出できた点についてはポジティブな点」とうなずいた。一方で、「アシストやゴールという数字は残せなかった。自分自身で決めきる力はさらに必要かなと思いました」と視線を上げた。

 予兆はあった。昨季は6月から途中加入するも、出場機会に恵まれず、出場は途中出場の7試合のみだった。昨年は髪も伸ばし、金に染めていたが、今年は始動時から丸刈り姿で登場。自身のトレーでマークである慣れ親しんだ姿に戻し、始動時には「(原点回帰が)目的ではないが、少なからず自分の中で意識はしている」と明かしていた。この試合の前日の夕方にも9ミリに髪を整え、来たる一戦に備えていた。

 キャンプでは好プレーを続け、リカルド・ロドリゲス監督と昨季ベストイレブンを受賞したMF小泉佳穂からも印象に残った選手の1人として名前が挙がった。周囲からの評価に驚きながらも「戦術を詰め込む作業を昨年はやっていたが、(オフで)1回サッカーから離れてクリアになり、良くないところがうまくそぎ落とされて、洗練された頭の状態でプレーが出来ている。良いプレーが続けば精神的にもどんどんチャレンジできるといういい循環になる。今年は今のところはいい循環でできているかなと思います」と好調の要因を分析する。

 開幕まで残り8日。昨季は3得点10アシストを記録したMF小屋松知哉が左ウィングックの先発に君臨したが、小屋松が名古屋に移籍したことで今季は現状白紙状態。アピールを続ければ開幕で先発する可能性が上がる。「自分の強みは推進力。そこを監督から求められているし、求められるようになった。言われたことと自分の強みが合致した」。取り戻した積極性で左サイドの穴を埋める。