ドジャースと電撃契約を交わしたタッカーとディアス(C)Getty Images 球界をあっと言わせた大型補強も関係者にと…

ドジャースと電撃契約を交わしたタッカーとディアス(C)Getty Images
球界をあっと言わせた大型補強も関係者にとっては紙一重の交渉だった。今オフにエドウィン・ディアスとカイル・タッカーを引き抜いたドジャースのそれだ。
いずれも水面下での交渉を実らせた。昨年12月にメッツからFAとなったディアスを3年総額6900万ドル(約106億9500万円)で獲得したドジャースは、翌月15日には、今オフ最大の人気銘柄でもあったカイル・タッカーと電撃合意。契約規模は4年総額2億4000万ドル(約379億2000万円)とされ、年俸6000万ドル(約94億8000万円)のメガディールを成立させた。
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「The rich get richer(金持ちはますます裕福に)」――。金に糸目を付けぬ豪快な手法で、攻守のテコ入れに成功したドジャースだが、どちらも土壇場まで成立するかは不透明だったという。現地時間1月30日に米野球専門YouTubeチャンネル『Foul Territory』にゲスト出演したアンドリュー・フリードマン編成本部長は、「我々の中で二人(ディアスとタッカー)は、スカウティングリストのトップにいた。だが、物事がどう転ぶかは分からなかった」と回想。獲得に至るまでに緊張感のある駆け引きがあったと告白した。
「私の頭の中でディアスはメッツに戻ると思っていた。だから我々はより現実的なターゲットの獲得に集中していたんだ。だが、そっちの契約をまとめる前に『あ、これいけるかもしれない』とディアスの獲得に可能性と感じて、行動に移したんだ」
さらに「タッカーについても似たような感じだった」と証言する名物幹部は、ライバルが少なくなかった強打者との交渉の舞台裏も明かしている。
「我々にとっては短期契約を維持することが重要だった。ただ、それをやろうとすると、どうしても成立させるためのリスクが伴う。だから自信があったとは言えなかった。ただ、タッカーとも正式サインに至る5日前ぐらいに『これは本当に行けるチャンスがあるぞ』という手応えを感じ始めたんだ」
まさに“補強失敗”の瀬戸際に立たされる中で、わずかに見出したチャンスを生かしたドジャース。その交渉術は見事という他にない。
[文/構成:ココカラネクスト編集部]
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