西武に加入した林安可は2024年プレミア12でロッテ・横川から右翼へ特大弾 西武は30日、ベルーナドームに隣接する球団事…

西武に加入した林安可は2024年プレミア12でロッテ・横川から右翼へ特大弾

 西武は30日、ベルーナドームに隣接する球団事務所で新外国人3選手の入団会見を行った。台湾・統一ライオンズから加入した林安可(リン・アンクウ)外野手は「長打力には自信を持っています。まずは打撃の方でチームに貢献したい。もちろん守備でも負ける気はないので、全面的にチームに貢献していきたい」と新天地での挑戦に胸を躍らせた。

 西武入団を決断した理由について林は「統一ライオンズと西武ライオンズは長い間交流してきました。昔から郭泰源さんや呉念庭さん、台湾人選手が活躍してきた球団なので、入団を決めました」と明かした。

 台湾が初優勝した2024年のプレミア12では台湾代表の4番として日本戦でロッテ・横川から右翼に特大弾を放っており、3月に開催される第6回ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)でも再び台湾代表の主砲として初戦の日本戦に臨んでくる可能性がある。

 WBCに対する思いを尋ねられた林は「今はキャンプで自分の状況、ポジションでベストを尽くして調整し、代表に呼ばれたら全力で国を代表して活躍したいと思います」としながら「日本戦は楽しみにしています。国内の一番いい選手たちが揃い、メジャーからの選手もいる。こんな強いチームと対戦するのは楽しみです。もちろん勝ちにいきたい」と意気込みを語った。

 そして、移籍1年目の目標を聞かれた林は「西武ライオンズの日本一に貢献したい。健康でフルシーズンプレーできるようにしたい。チームの期待を超えるパフォーマンスをしたい」と言葉に力を込めた。

 統一ライオンズではチームメートで元西武の郭俊麟投手や高塩将樹投手らがいたおかげでNPBや日本文化に関する情報も得やすかった。林は「郭さんたちにはいろんな日本の文化にアジャストする方法やアドバイスをもらった。あとは対戦相手の呉念庭選手(台鋼ホークス)も元西武ライオンズの選手なので、いろいろとアドバイスをもらいました」と西武ファンにとって懐かしい名前を挙げた。

元西武・呉念庭からもらった助言

 林は「呉念庭さんからはキャンプでの1日のスケジュールはどうなるのか、同じ野手として練習のメニューとか形はどういう感じで進んでいくのかいろいろな質問をした。それに対して念庭さんは丁寧に教えてくれたんですけど、最後の一言は『自分でやってみて!』『行ったら分かる!』という答えでした」と笑顔を見せた。

 2015年のドラフト7位で岡山共生高から西武入りした呉は2023年シーズン後に突如退団を申し出た。しかし、その後も古巣との絆は強く、2024年の春季キャンプ時にはトレード加入したばかりの元山飛優内野手(現阪神)を気遣い、仲の良い蛭間を通してテレビ電話で打撃指導を買って出るなど”ライオンズ愛”は退団後も不変だった。

 台湾プロ野球に移籍して2年目の昨季、打率.328で同.318の林を抑え首位打者となった呉は今回、台湾球界の未来を担う主砲にNPBにアジャストするための助言を送りながら、最後は”オレに頼り過ぎるな”とちょっと突き離してみせた。自分から新しい環境に飛び込んで、感じた感覚を大切にしなさいとアドバイスを送った。”困った時の呉念庭”に見守られながら、林安可の西武キャンプが2月1日から始まる。(伊藤順一 / Junichi Ito)