田中の誠実なキャラクターに応援の声が寄せられている(C)産経新聞社 仙台の地で心機一転、活躍を目指すことになります。 則…

田中の誠実なキャラクターに応援の声が寄せられている(C)産経新聞社
仙台の地で心機一転、活躍を目指すことになります。
則本昂大がFAで楽天から巨人へ移籍したことに伴う、人的補償問題。巨人からは田中千晴が楽天に入団することになりました。田中は自身のインスタグラムに、自ら頭を下げた写真を投稿し、巨人ファンと楽天ファンに現在の心境を綴りました。
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「いきなりのことで、このお話をいただいた時は戸惑いもありましたが、徐々に気持ちも切り替わり、しっかりと前を向いています。3年間という時間でしたが、読売ジャイアンツという環境で経験させていただいたことは、僕にとってかけがえのない時間でした。学んだことをしっかりと今後の野球人生に活かさせていただきます」
「人的補償で参りました。田中千晴と申します。自分を必要としてとっていただいたことを心より感謝申し上げます。まずは顔と名前と背番号を覚えていただけるよう努めてまいります」
誠実な人柄がうかがえる、人間味にあふれたメッセージには、ファンから共感の声が多数寄せられています。
スポーツ紙のデスクは言います。
「田中は189センチの長身から繰り出す最速155キロのストレートと、切れ味鋭いフォークが武器のパワーピッチャー。2022年のドラフト会議では3位指名で巨人に入団し、ルーキーイヤーの23年には30試合に登板しましたが、翌24年には3試合の登板にとどまり、オフには右肘のクリーニング手術を受け、ファームでは好投を続けていました。しかし、巨人のブルペン陣は層が厚く、なかなか割って入る余地がない。楽天では十分、勝ちパターンで投げられる実力を備えていると思います」
田中の温かい人柄もあって、新天地での活躍を祈りながら送り出そうというG党が、ほとんどのようです。むしろ、巨人ファンの心の傷ともいうべき、「人的補償トラウマ」を考えれば、多くが納得していると言えるのではないでしょうか。
「巨人ファンの人的補償トラウマとは、プロテクトリストから漏れてしまった晩年のスタープレーヤーが、他球団に流出してしまった例を指します。中でも2018年12月、FAで巨人に加入した炭谷銀仁朗の人的補償で、2年連続最多勝にも輝いた当時36歳の内海哲也が西武に移籍したこと、さらには2019年1月、FAで巨人に加入した丸佳浩の人的補償で、当時34歳の長野久義が広島に移籍したことは、“悲劇”として語り継がれているのです」(前述のデスク)
「過去」や「今」を優先するか、あるいは「未来」を優先するかで、プロテクトリストの内容は変わってきます。「未来」を優先すれば、ファンの支持が高いベテランのスター選手は漏れてしまいます。
「その例で言えば今回、巨人ファンが想定した事態の一つが、坂本勇人や小林誠司が人的補償で流出してしまうこと。それならば、登板機会増を求めて田中千晴が楽天に移籍することは、まだ許容できる話でしょう。則本にも田中にも新天地で頑張ってもらい、WIN-WINとなることを願うばかりです」(前述のデスク)
田中の特技はギター弾き語り。来年のファン感謝デー。仙台の青空に田中の歌声が響き渡る瞬間が、今から楽しみです。
[文/構成:ココカラネクスト編集部]
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