【長岡一也=コラム「競馬白書」】◆ダート界の新星ダノンフィーゴに期待 今週の2つの重賞は、どちらも新たなチャンピオンを…

【長岡一也=コラム「競馬白書」】

◆ダート界の新星ダノンフィーゴに期待

 今週の2つの重賞は、どちらも新たなチャンピオンをめざすポイントとなる一戦だ。

 まず年度代表馬を輩出したダート界だが、今年も海外のビッグレースをターゲットに活気がある。これらを追い掛ける面々が、根岸Sの中から出る可能性は高い。ここを勝ってフェブラリーSへ、その流れは強く、勝ち馬の大半がそう戦っていた。

 この10年ではモーニン、レモンポップ、コスタノヴァの3頭がこのケースに当てはまっており、前哨戦の根岸Sの存在を大きくしている。東京のダート1400米を克服する力があれば、十分にGI馬になれる資格があるということだ。

 今年も多彩な顔ぶれになったが、年明けの重賞では4歳馬の活躍が目につくので、この強い4歳世代から見ていきたい。

 ダート界の新星をと考えれば、その中から重賞初挑戦のダノンフィーゴが目に止まる。以前のもろさがなくなり、銀嶺SとコールドムーンSと連勝してきた。特に前走は、中団からじっくり追走してパワーを発揮し、ダートの新星にふさわしかった。AJCCを勝ったショウヘイと同世代で、同じ友道厩舎というのも面白い。

 もう一頭の4歳馬は、牝馬のマピュース。昨年の中京記念を勝っているが、その後頭打ちになり、ダートで再出発を期してきた。父は米国のダート短距離界で活躍していて、ドバイGS連覇の実績があり、その仔ならと狙ってみたい。

 根岸Sは、人気上位馬の成績がいいので、ウェイワードアクト、エンペラーワケアの古馬勢は無視できないだろう。

 一方のシルクロードSは、京都内回りの1200米だから、内めに進路を取った先行勢が有利というイメージがある。それと、冬場らしく例年時計がかかっており、力のいる馬場への適性がもとめられてきた。それとハンデ戦で、トップハンデ馬の成績があまり良くないというのも頭に入れておきたい。

 そこで狙いたいのが、4歳牝馬のカルプスペルシュだ。2走前のキーンランドCで3着と好走しており重賞あと一歩まで来ている。外枠が続いたため内目の枠をのぞんでいたが、4番枠でハンデ54キロならまたとないチャンスと思う。

 同じ4歳馬レイピアも魅力がある。前走の京阪杯4着は、4コーナーで故障した他馬が下がってきて態勢をくずした影響が大きかったので、1分7秒台で対応できたことで成長を感じることが出来た。

 年上馬で待望のステージに立つことが話題になったウインアイオライトは、地道に力をつけてきた1頭。軽ハンデを生かして存在を発揮するかもしれない。

 あとは流れが速くなれば切れ味で上位の力があるヤブサメの一発に。成長著しいのが魅力だ。

「この次の 本番しっかり 視野に入れ」