1月25日まで開催された世界ラリー選手権(WRC)の開幕戦「ラリー・モンテカルロ」。100年以上の歴史を誇る伝統のラリ…
1月25日まで開催された世界ラリー選手権(WRC)の開幕戦「ラリー・モンテカルロ」。100年以上の歴史を誇る伝統のラリーで、世界最高峰のマシンが疾走する異次元の光景が注目を集めた。
1911年から続く伝統の一戦は、断崖絶壁の狭い峠道に加え、凍結路(アイスバーン)、圧雪路、ドライ路面と、目まぐるしく変わる路面状況がドライバーを苦しめることで知られる。特に今大会はここ数年なかったほどの大雪に見舞われ、“クラッシック・モンテ”と呼ばれる本来の厳しい姿を見せた。最終日のステージでは、オリバー・ソルベルグら実力者たちが次々とスピンを喫するなど、極めて難しいコンディションとなった。
そんな中、視聴者の度肝を抜いたのは、ヒョンデのマシンが雪と氷に覆われた細い峠道を疾走するシーンだ。車一台がやっと通れるほどの狭いコースの左側は、落ちれば奈落の底となる断崖絶壁。マシンは右側の壁に接触しながら、アクセルを緩めずに駆け抜けていく。
「ヒットしたあたり、左は崖です」
このスリッピーな下り区間での攻防に、ABEMAの中継スタジオも息を呑んだ。ゲスト出演したチョコレートプラネットの長田庄平は、モニターに映し出された光景に「マジ崖ですよね」「怖っ!」と絶句。
実況の布施宏倖アナウンサーが「(壁に)ヒットしたあたり、左は崖です」と緊迫した状況を伝えると、解説のピエール北川氏は「日本みたいに頑丈なガードレールがある所ばかりじゃなくて、ブロックとか石を置いてあるだけみたいな所もある」と、一歩間違えれば大事故につながるWRC特有の過酷なコース環境を解説した。
自然の脅威を相手に、限界ギリギリで世界一を競う異次元の光景。コメント欄には「せっま」「やらかし厳禁」「つるつる」など、恐怖と興奮が入り混じった声が殺到していた。(ABEMA『WRC 世界ラリー選手権 2026』/(C)WRC)