3月に開幕する第98回選抜高校野球大会(日本高校野球連盟、毎日新聞社主催、朝日新聞社後援)の出場校が30日決まり、東京…

 3月に開幕する第98回選抜高校野球大会(日本高校野球連盟、毎日新聞社主催、朝日新聞社後援)の出場校が30日決まり、東京からは16年ぶり15回目の出場となる帝京(東京都板橋区)が選ばれた。組み合わせ抽選会は3月6日にあり、同19日に開会式が行われる。

 帝京の選手たちは30日午後、校内の視聴覚室に集まり、選考委員会のネット中継を見ながら発表を待った。帝京の名前が読み上げられると、選手たちは無言のまま、ぐっと表情を引き締めた。池田大和主将(2年)は「日本一の目標へ向かって、ここからがスタート。持ち味の力強い打撃と粘り強い守備で、勝ち進んでいきたい」と意気込みを述べた。

 帝京は昨秋の都大会で16年ぶりの優勝を飾った。だが、続いて東京地区代表として出場した明治神宮野球大会では、1回戦で山梨学院に敗退。目標の日本一を達成するためには、全国トップレベルの好投手を打ち崩す必要があるとして、打撃力のアップに力を入れてきた。「フォームを崩されないよう、体幹を意識している」と池田主将。スイングスピードも上がり、飛距離も出るようになったという。

 春夏合わせて3度の甲子園優勝を誇る帝京だが、春は2010年、夏は11年を最後に甲子園から遠ざかっていた。

 選抜決定後、マイクを握った金田優哉監督(40)は「素直にすごくうれしいです。長くかかりました」と言った後、ぐっと涙をこらえた。「甲子園をめざして頑張ってくれた、たくさんのOBがいる。その上に今日の良い知らせがあると思います」。甲子園ではひとつでも多く勝ち、感謝の気持ちを表したいという。

 昨年の秋季都大会では打線がつながり、投手陣を堅実な守備でもり立て、勝ち上がってきた。投打で活躍した安藤丈二選手(2年)は「甲子園では、大会ナンバーワンスラッガーと呼ばれるぐらいのバッティングをしたい」。1年生ながら中軸を打つ目代龍之介選手は「誰よりも熱く、自分が甲子園の主役だという気持ちで臨みたい」と活躍を誓った。(岡田昇)