東洋大姫路の岡田龍生監督(64)が30日、3月のワールド・ベースボール・クラシック(WBC)に挑む侍ジャパンのメンバー…
東洋大姫路の岡田龍生監督(64)が30日、3月のワールド・ベースボール・クラシック(WBC)に挑む侍ジャパンのメンバーに教え子の阪神・坂本誠志郎捕手(32)が選ばれたことを喜んだ。坂本は、35年間監督を務めた履正社でのまな弟子。「そらこんなうれしいことはないよ」と目尻を下げた。
教え子では2人目のWBC戦士となる。履正社で坂本の1学年上だったヤクルト・山田はWBCに2度出場し、23年の前回大会では世界一に貢献した。岡田監督は「山田はやっぱり能力があって、オリンピックもWBCも出たけど。坂本っていう人間は、使ってもらわんと味が出ない」と語る。
身長は176センチと特別大きくはない。「肩が特別強いわけでもないし、ホームランをたくさん打つわけでもない。でも、人間が違うんです」。40年近く高校球児たちを見てきた名将は「あんな子見たことない」と明かした。履正社では1年秋から正捕手として起用。「高校生ながら対等に話していた」という。ピッチャーの交代も決めさせるほどの信頼感があった。
3年時は主将も任せた。「あかんかったらみんなを集めて言ってくれるし。人のこともよく見ている。あんなやつおったら(監督は)もうなんもせんでええくらい」と当時から人間性が別格だった。「監督でもええぐらいじゃないですか」と名将が太鼓判を押すほどだ。
3月6、7、8、10日には東京ドームで侍ジャパンが1次ラウンドを戦う。「(坂本の明大時代の恩師)善波さんと一緒に行きましょうと言っているんです」と応援に行く計画も立てている。教え子がドジャース・大谷とバッテリーを組む可能性もある。岡田監督は「夢みたい」とその時を心待ちにした。