ワールドシリーズ栄光の裏で味わった屈辱 頂点を極めたように見えるドジャースの大谷翔平投手にも、悔しさを感じた瞬間はあった…

ワールドシリーズ栄光の裏で味わった屈辱

 頂点を極めたように見えるドジャースの大谷翔平投手にも、悔しさを感じた瞬間はあった。昨季のワールドシリーズ第7戦で世界一を決めながらも、先発としては早期降板を喫した大谷。ここで味わった悔しさを糧に、米メディアは今季の歴史的快挙の達成に期待を寄せている。

 米国の日刊紙「ニューヨーク・ポスト」ディラン・ヘルナンデス記者が、同戦について大谷が発した言葉に触れている。大谷はワールドシリーズ第7戦に中3日で先発登板するも、ビシェットに先制3ランを浴びて3回途中に51球で降板。チームは逆転勝ちで世界一をつかんだが、後に大谷はメディアの取材に対して悔しさを吐露していた。

 ヘルナンデス記者は記事の冒頭で、大谷が発した「Kuyashii(悔しい)」という日本語をそのまま紹介。「この言葉はフラストレーションにまつわる広範な気持ちを表す言葉で、英語でぴったりくる言葉がない」と説明した。

 だが、この「悔しさ」を糧とし、今季の大谷はさらなる飛躍を見せると予想。デーブ・ロバーツ監督の「彼はどうやってやる気を維持し続けるか。それはフラストレーションを感じたり怒りを感じたりすることだろう。第7戦で早期に降板したこと、彼はあれを二度と起こさないだろう」との言葉を引用し、今季は「唯一獲り損ねている大きな賞」の獲得に期待を寄せた。

 ロバーツ監督は「彼とヤマモト2人が26年にサイ・ヤング賞を狙っていても、そしてシーズン中ずっと候補になりつづけても驚かない」と語ったという。ヘルナンデス記者は大谷について「キャリアのピークにある。そして昨年の終わり方を思えば、彼は何が可能かの境界線を再び打破する動機を得たかもしれない」とし、悔しい内容に終わった昨季最終登板が、二刀流の怪物の闘志に火をつけると予想。今季は日本人同士のハイレベルな競争を見せることになるかもしれない。(Full-Count編集部)