阪神の門別啓人投手(21)が30日、先乗り合同自主トレで2日連続のブルペン入りをし、昨季までの二段モーションを封印して…
阪神の門別啓人投手(21)が30日、先乗り合同自主トレで2日連続のブルペン入りをし、昨季までの二段モーションを封印していることを明かした。参考にしたのはドジャースのブレイク・スネル投手(33)の投球フォーム。まだ完成形ではないが、今年だけではなく将来を見据えて、フォーム改革を行った。期待の若虎が先発ローテ入りへ、大変身した姿を見せる。
フッと息を吐き、投球動作へと入っていく。右足をスッと上げると、間を取ることなく、自然な流れで左腕を振った。門別が施した、大胆なフォーム変更。昨季までの二段モーションを廃止し、シンプルでリズム感のいい投球フォームへと変身した。
昨季終了後からフォーム改造を自問自答していたという。二段モーションではどうしても力みが生じてしまう。オフには森下らも通う、野球専門のトレーニング施設「Rebase(リベース)」を訪問。そこでの教えとマッチしたことで、フォーム変更へとかじを切った。
参考にしたのはMLBの投手たち。中でもドジャース・スネルの投球フォームが理想だ。「この感じで投げられたらいいなというイメージはしています」。投球スタイルをまねするわけではなく、タイミングや投球のリズム感が勉強になる部分。この日は未完成でありながら、力強い球で捕手のミットを鳴らしていた。
昨季は開幕ローテをつかみ、プロ初勝利も挙げたが2勝止まり。“今”に視線を向ければ昨季のままでも良かったが、「将来を考えた時に絶対こっちの方がいいなと思った」。まだ21歳。5年、10年先に球界を代表する投手となるための決断を下した。
今年のフォームに求めたのは一連の流れで球に力を伝えること。見ていると、力感なく投球できているように映る。力を入れる必要のない場所やタイミングで力を抜くことができれば、自身の100%をボールにぶつけることができる。右肩が体の内側に入るのも、捻転の力を使いたいというプラスの働きだった。
今季の目標は5勝以上。大竹や新外国人のルーカス、伊藤将、高橋など強力な左投手のローテ争いを勝ち抜かなくてはいけない。「変えるのも勇気がいりましたけど、『今までの形でこの先、活躍できるか』と言われたら、イメージがあんまりできなかった」。高卒4年目での大きな決断をブレークのきっかけとしたい。