「選抜高校野球・選考委員会」(30日、大阪市内) 第98回選抜高校野球大会(3月6日抽選、同19日開幕、甲子園)の選考…
「選抜高校野球・選考委員会」(30日、大阪市内)
第98回選抜高校野球大会(3月6日抽選、同19日開幕、甲子園)の選考委員会が30日、大阪市内で開かれ、崇徳が33年ぶりの出場を決めた。昨秋の中国大会を33年ぶりに制し、春夏通算6度目の甲子園出場となる。1976年の選抜大会で初出場初優勝を果たした古豪。76年の選抜大会に初出場し、初優勝したメンバーの一人で、現役時代はカープで活躍し、現在は崇徳野球部の総監督を務める山崎隆造氏(67)が喜びと今後のチームへの期待を語った。
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広島勢では、前回の選抜出場から次の出場までの期間が一番長かったみたいだね。本当に長かったなというのが、率直な感想。33年のブランクがあった。やっと大きな壁を破れたのかな、越えられたのかなっていう思いはあります。
これまで崇徳は「良い選手が集まってるのに勝ち切れない」っていう印象を与え続けてきたと思うんですけど、多くの人たちのお力添えっていうのがあったから、今回の出場につながった。
その一つが、やはり学校の協力。グラウンドができて、寮もできて。この環境が大きく変わったっていうのはもう絶対の後押しになった。(今の選手が)うらやましい限りですよ。OBのみんなも口をそろえてそう言ってます。そして選手たちもこの環境に甘んじることなく、成長してくれたのかなって思います。
僕ら同級生たちの間では「俺らが死ぬまでに甲子園行くことないな」という、冗談めいたことを言い合ったりはしてましたよ。そんな中、(76年Vメンバーの)応武が監督で戻ってきたんです(18年)。あのあたりからまた徐々にその同級生が集まるようになった。いいきっかけをつくってくれたんですよ、応武がね。みんなで「応武を応援しようじゃないか」って。疎遠だった同級生14人が集まるようになった。
優勝した時のチームはヘンテコリンなチームでした。個性の強い連中ばっかりの集まりだったんで、勝っても負けても誰一人泣かない。初めてのセンバツということで、とにかく優勝なんてとんでもない、考えてもなかったです。甲子園に出られるだけで最高だった。
今の子もそうだろうけど、まずは甲子園出場を目標にっていうことで、それが達成できた。ただ、出るからにはやっぱり勝利の校歌を聞きたい。まず1勝。そこからでしょうね。そこからやっぱりベスト8、ベスト4と勝っていってほしい。
僕らOBも、アルプススタンドに行かなきゃいけんと思っています。しっかり応援したいです。
◆山崎隆造(やまさき・りゅうぞう)1958年4月15日生まれ。広島市出身。現役時代は右投げ両打ちの内野手、外野手。178センチ、82キロ。崇徳3年時の76年、甲子園に春夏連続出場し、センバツで優勝。同年、ドラフト1位で広島に入団。93年の引退後はコーチや2軍監督を務め、現在は野球解説者。23年秋に母校の総監督に就任。通算成績は1531試合、1404安打、打率・284、88本塁打、477打点、228盗塁。