3月19日に開幕する第98回選抜高校野球大会(日本高校野球連盟、毎日新聞社主催、朝日新聞社後援)の出場校が30日に発表…

 3月19日に開幕する第98回選抜高校野球大会(日本高校野球連盟、毎日新聞社主催、朝日新聞社後援)の出場校が30日に発表され、三重県勢では松阪市の三重が、8年ぶり14回目の出場を決めた。三重は、昨秋の東海大会決勝で中京大中京に延長十回タイブレークで敗れたが、切れ目ない打線を武器に準優勝した実力が認められた。県勢の出場は、宇治山田商以来2年ぶり。「21世紀枠」の東海地区候補だった四日市市の四日市は、選出されなかった。

 三重では、神崎公宏校長と沖田展男監督が校長室で選考のオンライン中継を見守った。午後4時すぎ、東海地区代表の2番目に校名が読み上げられると、ほっとした表情を見せた。

 甲子園は春夏通じて28回目の出場となる。直近の選抜では2018年に4強に進んだが、大阪桐蔭に延長十二回サヨナラ負けした。大阪桐蔭はこの年、春夏全国制覇を果たした。

 沖田監督は22年夏以来の甲子園。昨年は春季東海大会で津田学園を破って優勝。しかし夏の選手権三重大会は昴学園に初戦敗退した。

 この日正門前で報告会に臨んだ部員を前に、神崎校長は「昨年の夏の悔しい敗退から、よくここまで成長してくれました。一戦一戦勝ち抜いていって」とエールを送った。沖田監督は「選ばれることを信じ、冬は例年よりも実戦練習を多くしてきました。一戦一戦集中して、抽選会でキャプテンのくじ運にも期待しながら準備していきたいと思います」と笑顔を見せた。

 捕手の大西新史主将(2年)は「つながりのある打撃と機動力を生かし、少ないチャンスをものにしていきます。どんな相手でも自分たちの野球を信じ、チーム一丸となり、優勝を目指して頑張ります」と決意を語った。(兼田徳幸)

 四日市は、諸岡伸校長らが発表の中継を見守った。県勢初の「21世紀枠」出場は果たせなかったが、諸岡校長は「ここで止まらず、次の目標に向けて力をつけてほしい」と、集まった選手らを激励した。

 四日市は「日本一の文武両道」を掲げ、昨秋の県大会で強豪のいなべ総合や宇治山田商を破って4強入りした。加藤敬三監督(56)は「選抜出場へあと一歩の所まで連れてきてくれた選手たちに感謝したい」とねぎらい、陦海生(しまかいせい)主将(2年)は「昨秋に敗れたチームに勝って、今夏には三重の頂点に立つチームづくりをめざす」と決意を話した。(本井宏人)