第98回選抜高校野球大会(日本高校野球連盟、毎日新聞社主催、朝日新聞社後援)の出場校32校が30日に発表され、愛知県勢…
第98回選抜高校野球大会(日本高校野球連盟、毎日新聞社主催、朝日新聞社後援)の出場校32校が30日に発表され、愛知県勢は昨秋の東海大会で優勝した中京大中京が選ばれた。出場は5年ぶり33回目。組み合わせ抽選会は3月6日にあり、同19日に阪神甲子園球場(兵庫県西宮市)で開幕する。
中京大中京の選手たちは、名古屋市昭和区にある同校の入り口に集まり、真剣なまなざしで、選考委員会の配信映像を流すスクリーンを見つめて発表を待った。午後4時ごろ、3枠ある東海地区の出場校の最初に校名が読み上げられた。
中京大中京は、昨秋の東海大会決勝で、三重に延長十回の激闘の末、8―7でサヨナラ勝ち。明治神宮大会では、神戸国際大付に3本塁打を浴び、0―7でコールド負けした。全国最多、春夏計11回の日本一を誇る伝統校にとって屈辱の敗戦だった。だが、高橋源一郎監督は「全国レベルを肌で感じた。特に体格差に気づけたことは収穫だった」と言う。
冬からは、選手たちの体重と筋肉量を増やすことに力を入れてきたという。間食を増やし、筋トレに励んだ。学校に持っていく弁当は一つから二つになった。
エースの安藤歩叶投手(2年)は「下半身を鍛え、体重を7キロ増やした。ピンチの場面でも練習通りの投球をしたい」。荻田翔惺主将(2年)は「春はやり返すぞという気持ちでやってきた。日本一になれるよう頑張る」と意気込んだ。
今大会から、指名打者(DH)制が導入される。DH制では投手の代わりに守備につかない打撃専門の選手が打席に入る。打力のある選手の出場機会を増やすことや、投手の負担軽減、熱中症対策などが狙いだ。高橋監督は「投手は投球に専念できるようになり、打力向上の練習は省いた」と話し、打力のある選手の活躍に期待を寄せた。(堀内未希)