<第98回選抜高校野球:選考委員会>◇30日近江(滋賀)が2年ぶり8度目となるセンバツ出場を決めた。午後4時過ぎ。雪が舞…

<第98回選抜高校野球:選考委員会>◇30日

近江(滋賀)が2年ぶり8度目となるセンバツ出場を決めた。

午後4時過ぎ。雪が舞うグラウンドに吉報が届き、ナインの歓声が上がった。就任1年目の小森博之監督(42)は、主将の杉本将吾捕手(2年)とがっちり握手。選出直後に60人の部員をベンチ前に集め「近畿5枠目に選んでいただきました。感謝しかありません。感謝の気持ちと、喜びを力に変えよう。近江高校の野球部ここにありと。そういう気持ちで、全員でやっていってください」とゲキを飛ばした。

小森監督は同校の野球部OBで主将を務めた01年夏の甲子園で準優勝した。06年からコーチを務め、25年4月に勇退した多賀章仁前監督(66=現総監督)からバトンを受け継いだ。夏は滋賀大会4強に終わるも、秋は県大会優勝。続く近畿大会で8強入りした。

選手、コーチとして何度も甲子園を経験も、指揮官としては初めてだ。さらに、今大会からDH制が導入されることになり「11月の練習試合からDHは使っているし、間違いなくDHを使います」と断言。昨秋の公式戦は計7試合でチーム打率3割7分9厘をマーク。指揮官も攻撃陣への自信を隠さない。「野手がこれだけ粒ぞろいっていうのはなかなかないです。(2季連続で甲子園に出場した)18年に匹敵する野手の層の厚さじゃないですかね」と言う。強打者ぞろいの近江にとってDH制は追い風となりそうだ。

◆指名打者(DH)制 DH(Designated Hitter)は投手に代わって打撃を行い、高校野球では今季から採用される。DH制を使うかどうかは試合前に申告が必要。試合途中からDHを使うことはできない。先発投手がDHを兼ねる「大谷ルール」は降板後もDHを継続できるが、再登板できない。