【WWE】SMACK DOWN(1月23日・日本時間24日/カナダ・モントリオール)                【映…

【WWE】SMACK DOWN(1月23日・日本時間24日/カナダ・モントリオール)                

【映像】ファンの記憶を揺さぶった“日本語字幕”とアツいやり取り

 日本のリングで活躍した大物2人の対決が急遽決定。過去のストーリーが走馬灯のように蘇る長年のライバルが交わした会話が、日本のプロレス・ファンに特別な感慨をもたらした。

 WWE「SmackDown」でAJスタイルズと中邑真輔が再会。異例の中邑の英語での会話に驚きが広がり、引退を控えるAJの決意、そして中継の字幕処理が、思いがけない形で日本のプロレスファンの記憶を揺さぶった。

 この日、AJは翌週(日本時間2月1日)に開催される「ロイヤルランブル」のグンター戦にキャリアを賭けることが既に発表されていた。いわば「AJスタイルズ負けたら即引退!スペシャル」という大勝負である。そこに異を唱えたのが、かつてのライバル、中邑真輔だ。バックステージでインタビュー中のAJに割って入った中邑は、「お前は賢い男だ。なのに全てを失うつもりか?」と切り出し、”お前のことはよく知っている。こんな危険な賭けをするほどバカじゃないはずだ”と旧友だからこそ言える率直な疑問を投げかけた。

 これにAJは「グンターへの挑戦から逃げることこそ、オレにとっての負けなんだ」と返答する。ここで日本語字幕が、思わぬ“刺さり方”をした。字幕は「やる前から負ける事考えるやつがいるか?」と、オールドファンの心をくすぐるアントニオ猪木の名言を彷彿とさせる形で「超訳」。字幕が画面に映し出された瞬間、視聴者から「猪木の名言きた」「新日本じゃないか」というどよめきが起こった。この一瞬の“超訳”が、二人の新日本時代からの物語を象徴的に回収する演出として機能し、記憶のスイッチを押した。

 さらに、普段WWE中継でも終始日本語を貫いている中邑が、この日は英語で会話を進めたことも視聴者を驚かせた。ファンからは「どうしたのか、いきなり」「中邑は英語が上手いな」と驚きの声も上がる。中邑は畳みかけるように「いいだろう。その前に証明しろ、お前がまだフェノメナルかどうかを。明日のサタデー・ナイツ・メインイベントだ。オレとやれ」と提案。これを受け、ニック・オールディスGMが「スタイルズ対ナカムラのためなら、いつだって枠は空けるさ」と即座に承認した。

 翌日に突然決定した「AJ対中邑最終章」には「中邑が出るぞ」「さらっと激アツ展開じゃないか」という興奮の反応が見られた。中邑の「証明しろ」という言葉が、単なる挑発ではなく旧友としての心配と期待を含んでいることを読み取る声も多い。このセグメントが単なるカード発表ではなく、二人の長い物語を締めくくる儀式として機能していることが共有された。オールディスの「いつだって枠は空ける」という即答にも、WWE側がこのカードの歴史的価値を認識していることへの称賛の声が上がった。

 翌日1月25日のサタデー・ナイツ・メインイベントで、AJは入場時に新日本時代を想起させるマスク姿で登場。「原点回帰」「日本を知るAJ」を示すような演出で、観客のノスタルジーを煽った。試合で AJは中邑のひざを攻めてカーフクラッシャー、キンシャサの撃ち合いへと雪崩れ込む。最後はフェノメナル・フォアアームとスタイルズクラッシュで決着し、AJは「まだフェノメナルである」を証明。グンター戦へ向けた準備が整ったことを示した。「ロイヤルランブル」でのキャリアを賭けた一戦が、いよいよ現実のものとなる。

(ABEMA/WWE『SMACK DOWN』)