<第98回選抜高校野球:選考委員会>◇30日近江(滋賀)のプロ注目右腕・最速148キロエース上田健介投手(2年)が、15…
<第98回選抜高校野球:選考委員会>◇30日
近江(滋賀)のプロ注目右腕・最速148キロエース上田健介投手(2年)が、150キロ宣言を決めた。
午後4時過ぎ。気温1度。雪に覆われたグラウンドに吉報が届いた。2年ぶり8度目のセンバツ出場だ。上田は早くも聖地マウンドに胸を膨らませ、大寒波を吹き飛ばすホットな目標を掲げた。「出したいです。それが(個人)目標です」と甲子園での自己最速2キロ更新で大台到達を見据えた。
ただ、数字ばかりを追うつもりはない。大前提にはチームを勝利に導く投球だ。「勝利に貢献できる投球をしたい」。昨秋の公式戦は6試合で計41回を投げ、3完投とフル回転。サイドハンド気味のフォームから直球で押す強気なスタイルで県大会優勝、近畿大会8強入りの立役者となった。近畿5枠目で春切符を手にし「緊張してました。選ばれて良かったです」と安堵(あんど)の笑みを見せた。
オフは球速アップに加え、スタミナ向上の狙いから坂道ダッシュなど徹底的な走り込みで下半身をいじめ抜く。さらに、全国の“強打者封じ”へツーシームの新球を取得。「感覚はどんどん良くなっているので」と手応えを口にした。
「全部自分で投げ切って、誰でも抑えられる投球をしたい」。理想は9回完封。チーム目標でもある県勢初の全国頂点へ、エースの責務を全うするつもりだ。