第98回選抜高校野球大会(日本高校野球連盟、毎日新聞社主催、朝日新聞社後援)の出場校を決める選考委員会が30日にあり、…

 第98回選抜高校野球大会(日本高校野球連盟、毎日新聞社主催、朝日新聞社後援)の出場校を決める選考委員会が30日にあり、専大松戸(千葉県松戸市)が選ばれた。選抜出場は3年ぶり3度目で、甲子園出場は春夏通じて6度目。朗報を受け取った選手からは喜びの声が上がった。

 午後4時前。報道陣とともに選考委員会のインターネット中継を見ていた五味光校長が出場決定を確認すると、グラウンドで待つ選手たちに報告した。

 緊張した面持ちで待っていた選手たちは、笑顔を見せ、拍手して喜びあった。

 昨秋の県大会では、予選を含めた計8試合のうち6試合をコールド勝ちして、県王者として関東大会に出場した。

 関東大会では、勝てば4強入りして選抜出場が濃厚となる準々決勝で、昨年の選抜優勝校の横浜(神奈川)と対戦。2本の本塁打などでリードしながらも終盤に追われる緊迫した試合を見事に勝ちきった。

 昨春の関東大会に続いて強豪・横浜を破ってのベスト4だった。

 選抜への切符を獲得したことを受け、持丸修一監督は「点数を取られても先制しても、追加点を取れるチームになってきた」と現在のチームの攻撃力を評価した。そのうえで「強豪校と試合ができるのが楽しみ」と話した。

 選抜の組み合わせ抽選会は3月6日にあり、大会は同19日に、阪神甲子園球場(兵庫県西宮市)で開幕する予定だ。(武田百花)

■負傷してベンチで気づいた弱点 克服して夢舞台へ

 遊撃手であり、打線の中軸。攻守の要の主将高貝規仁(2年)は、中学生のころからの目標だった甲子園出場を決めたこの日、冷静に意気込みを口にした。

 昨秋、千葉県大会を勝ち抜いて迎えた関東大会。初戦で右足に死球を受けて負傷した。次戦の準々決勝は2日後。勝てば選抜に近づく大事な横浜戦だったが、コンディションは最悪だった。

 でも「あと一つで甲子園。気持ちは絶対負けない」と自分を鼓舞した。卒業生が浦和学院(埼玉)のトレーナーを務めていて現地に来ており、体調管理を助けてくれたことも大きかった。

 けがの影響でベンチから試合を見守った準決勝の山梨学院戦は、ミスが重なりコールド負け。涙を流す選手もいる中、高貝は冷静だった。「チームの足りないところを見つけられた」

 弱点は「気の緩み」。負けた日から、その点を指摘しあえるチームづくりを心がけてきた。

 足のけがは完治した。万全な状態で夢舞台に乗り込む。

 2023年の選抜は準々決勝まで進んだ同校。「一戦必勝。先輩が作ってきた歴史を塗りかえたい」(武田百花)

■専大松戸の昨秋の戦績

〈県大会=優勝〉

2回戦  ○9―2● 幕張総合

(7回コールド)

3回戦  ○9―0● 茂原北陵

(7回コールド)

準々決勝 ○7―0● 市原中央

(8回コールド)

準決勝  ○11―0● 八千代松陰

(5回コールド)

決勝   ○6―1● 中央学院

〈関東大会=4強〉

1回戦  ○11―2● 文星芸大付

(7回コールド)

準々決勝 ○4―2● 横浜

準決勝  ●4―11○ 山梨学院

(8回コールド)