第98回選抜高校野球大会(日本高校野球連盟、毎日新聞社主催、朝日新聞社後援)の出場32校が30日決まり、県内からは神戸…
第98回選抜高校野球大会(日本高校野球連盟、毎日新聞社主催、朝日新聞社後援)の出場32校が30日決まり、県内からは神戸国際大付と東洋大姫路の2校が選ばれた。神戸国際大付は甲子園に春夏連続出場した2021年以来、5年ぶり6回目。東洋大姫路は昨春から3季連続の甲子園で、春は10回目の出場。組み合わせ抽選会は3月6日にあり、大会は同19日に阪神甲子園球場(西宮市)で開幕する。
■■神戸国際大付、秋に逃した日本一へ
神戸国際大付の部員らはユニホーム姿で午後4時すぎ、数十人の報道陣や保護者らが詰めかけた学校内の教室で、スクリーンに映し出される出場校発表の配信映像を見つめた。
「神戸国際大学付属高校」。校名が読み上げられたが表情は変わらない。写真撮影のため移動を促された後、緊張から解き放たれたように部員から笑顔がこぼれた。
井本康太主将(2年)は、このチームの特徴を「走塁と守備のチームだと思います」と語る。
昨秋の県大会は5試合でわずか4失点で優勝。続く近畿大会もエース秋田依吹投手(2年)や、無安打無得点試合を達成した宮田卓亜投手(2年)ら安定した投手陣が活躍し、甲子園優勝経験のある大阪桐蔭や智弁学園(奈良)を破った。
明治神宮大会では3試合で大会記録に迫る5本塁打を記録するなど、強力な打線が光った。だが決勝で敗れ、準優勝に終わった。
井本主将は「秋にできなかった日本一を絶対とれるようにやっていきたい」と意気込む。青木尚龍監督も「周りの人は『日本一に』というけれど、簡単じゃない。まず一つひとつ前を向いて(練習などを)ちゃんとすることが大切」と選手らに語った。(原晟也)
■■苦戦しても負けない、東洋大姫路は挑む
近畿地区選出校の最後、6番目に学校名を呼ばれた東洋大姫路の選手らは、握手をかわして喜び合った。松本太翔主将(2年)は、「ドキドキしていたが、校名が呼ばれた瞬間、よかったと感じました」とホッとした表情だった。
3季連続の甲子園は創部初。選考委員会の講評では「試合を重ねるごとに強くなる可能性を秘める」と成長力を評価された。岡田龍生監督は「今のレベルからワンランク、ツーランク上げて、優勝を目指せるようなチームに成長しよう」と選手らに声をかけた。
昨秋の県大会初戦の2回戦では延長戦で逆転サヨナラ勝ち。3回戦でも終盤に勝ち越し接戦をものにした。近畿大会では準優勝の智弁学園(奈良)に惜敗したものの、8強という成績をもぎ取った。松本主将は「苦戦しても試合が終わったら勝っている『負けない東洋』がこのチームの持ち味」という。
甲子園では昨春が2回戦敗退、そして夏は8強だった。松本主将は「全国レベルの好投手にどこまで打撃が通用するか挑戦したい」と抱負を語った。(岡田健)