脇役の補強が困難に…「制覇すべき球団」から「制覇する可能性がある球団」へ 大谷翔平投手らを擁し、圧倒的な戦力を誇るドジャ…

脇役の補強が困難に…「制覇すべき球団」から「制覇する可能性がある球団」へ

 大谷翔平投手らを擁し、圧倒的な戦力を誇るドジャースに“終わりの時”が迫っているという。米紙「ニューヨーク・ポスト」は、ディラン・ヘルナンデス記者による「ドジャースの黄金時代は意外に早く終わる可能性がある」とするコラムを掲載。「今のうちに楽しみなさい」とファンに呼びかけている。

 記事では、現在の労使協定が12月1日(日本時間2日)に失効することに言及。オーナー側によるロックアウトはほぼ確実とし、再開後にはサラリーキャップや、現在よりも厳しい「ぜいたく税」などの支出制限が導入されるだろうと予測した。その上で、ドジャースには「新しい現実が待っている」と指摘している。

 ドジャースのフロントには、アンドリュー・フリードマン編成本部長ら優秀な人材が揃い、ファームシステムも充実している。しかし、記事では「優秀なフロントと勝利の文化があれば、ドジャースが現在の支配力を維持できると考えるのは、現在のロースターがいかに特別なものであるか、そしてそれを構築する上で資金力が果たした役割を正しく認識できていない」と指摘。その上で、年間4億ドル(約613億2000万円)もの巨額資金を投じることができなくなれば、「歴史的な支配力を誇るチームから、単に、極めて優秀な運営がなされているチームへと変わる」とした。

「毎シーズン、ワールドシリーズを(当然のように)制覇すべき球団が、毎シーズンワールドシリーズを“制覇する可能性”がある球団に変わる。これは非常に大きな違いだ」

 今後も大谷やムーキー・ベッツ内野手、フレディ・フリーマン内野手といったスター選手を抱え続けることはできるだろうが、影響を受けるのは「その一段下のレベルの選手たち」だという。テオスカー・ヘルナンデス外野手やトミー・エドマン内野手のような「ハイレベルな脇役を獲得することは、より困難になる」と分析。さらに、補強で失敗した際に、資金力に物を言わせて解決することもできなくなると論じた。

 資金力を背景に他球団を圧倒する現在のスタイルについて「タイムリミットが近づいている」と強調。史上屈指の強さを誇る今の姿を「今のうちに楽しみなさい」と結んでいる。(Full-Count編集部)