スピードスケートで五輪2大会連続の金メダルを獲得した高木菜那が30日、自身のインスタグラム(@nana.takagi)を…

スピードスケートで五輪2大会連続の金メダルを獲得した高木菜那が30日、自身のインスタグラム(@nana.takagi)を更新した。投稿には、書籍に込めた想いや支えとなった存在への感謝が綴られている。

高木は「初の書籍『7回転んでも8回起きる』」と題し、シンガーソングライターの家入レオが書籍の帯文を担当したことを明かした。平昌オリンピック前に出会って以降、家入の楽曲に何度も勇気づけられてきたといい、特に北京オリンピック後は心の支えになっていたと率直な思いを吐露。「太陽のような笑顔だよね」と声をかけてくれ、いつも笑顔を好きだと言ってくれる存在が、この本を読んで言葉を寄せてくれたことへの喜びを綴っている。競技生活の裏側にあった感情に触れる一冊は、アスリートとしての実績とは異なる一面を伝える内容となりそうだ。

トップアスリートの笑顔は、時に強さや明るさの象徴として語られる。しかし、その笑顔の裏側には、言葉にされてこなかった葛藤や迷いが積み重なっていることも多い。高木菜那の今回の投稿からは、成功の瞬間だけでなく、転びながらも立ち上がり続けてきた過程を、自分自身の言葉で伝えたいという強い意志が感じられる。誰かに支えられ、音楽に救われ、そして自らの経験を次の誰かへ手渡していく。その循環こそが、この書籍の本質なのだろう。勝敗や記録を超えたところで、人の心に寄り添う物語があることを、この一冊は静かに教えてくれる。競技を離れた今だからこそ語れる想いが、多くの読者の背中をそっと押すはずだ。

文:SPORTS BULL(スポーツブル)編集部