<米女子ゴルフツアー:ヒルトングランドバケーションズ・チャンピオンズ>◇第1日◇29日◇米フロリダ州レークノナ・クラブ(…
<米女子ゴルフツアー:ヒルトングランドバケーションズ・チャンピオンズ>◇第1日◇29日◇米フロリダ州レークノナ・クラブ(6624ヤード、パー72)◇賞金総額210万ドル(約3億2600万円)優勝31万5000ドル(約4880万円)
米挑戦10年目を迎えた畑岡奈紗(27=アビームコンサルティング)が、開幕戦で首位スタートを決めた。7バーディー、1ボギーの6アンダー66で回り、直近2年のツアー優勝者のみ39人が出場したエリート大会で、ツアー通算8勝目を視界にとらえた。1打差2位に昨季年間女王のジーノ・ティティクル(タイ)ら4人。8人が出場した日本勢では岩井明愛(23)が8位につけた。この大会は予選落ちがなく、4日間72ホールで優勝が決まる。
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グリーン上で長短の難しいパットを次々に決め、畑岡が26年シーズンの開幕最初のラウンドで単独首位に立った。
「パッティングに助けられた。長いパットが決まってくれて、ラッキーなところも多かった。いいスタートが切れて良かった」
出だし1番パー4でグリーン手前のエッジから約14メートルのバーディーを決め、波に乗った。後半11番パー5でも約10メートルを沈めた。フェアウエーキープ率約86%のショットも光ったが、原動力は技術や読みが詰まった25本のパットだった。
フロリダ州オーランドの開催コースは、畑岡の本拠地。利点を生かし、大会用の硬くて速いグリーンにも対応した。
昨年11月のTOTOジャパンクラシックでは3年ぶり通算7勝目を挙げ、この大会の出場権を2年ぶりに獲得。アンバサダー契約を結ぶヒルトンのホステスプロとして、サクセスストーリーは現在進行形だ。
「昨年は出られなくて悔しかった。今年は出られて本当にうれしい。良いプレーをして大会を盛り上げていきたい」
今季のツアーには、下部ツアーから昇格した同じ黄金世代の原英莉花ら過去最多15人の日本勢が臨む。昨年2勝で成長著しい、米2年目の山下美夢有ら若い世代の台頭も続く。
ライバルに刺激を受けながら、13日に27歳の誕生日を迎えた畑岡の今季目標はメジャー初優勝。そのためにも、米挑戦10年目の開幕戦Vで弾みをつけたい。
◆畑岡奈紗(はたおか・なさ)1999年(平11)1月13日、茨城・笠間市生まれ。米航空宇宙局(NASA)が名前の由来。16年日本女子オープンで国内メジャー史上初のアマチュア優勝を飾り、17歳271日で日本人最年少のプロ転向。茨城・ルネサンス高卒。17年から米ツアーを主戦場に、18年アーカンソー選手権で初勝利など通算7勝。158センチ。