<第98回選抜高校野球大会:選考委員会>◇30日第98回選抜野球大会(26年3月19日開幕、甲子園)の選考委員会が30日…
<第98回選抜高校野球大会:選考委員会>◇30日
第98回選抜野球大会(26年3月19日開幕、甲子園)の選考委員会が30日、大阪市内で行われ、出場32校が決定した。全国9地区の候補校から推薦された21世紀枠は高知農、長崎西の2校が選ばれた。
高知農は1890年創立された伝統校。野球部は47年に県内の野球ブームが訪れとともに創部されたが、4年間の活動で1度廃部に。52年後の99年に復活し、現在に至っている。21年には連合チームを組むほどまでに減ったが、昨秋高知大会で8強入り。準々決勝では優勝した明徳義塾にタイブレークの末に2-3で惜敗したが、部員18人が力を合わせて甲子園常連の強豪校を追い詰めた。また、県内の野球の普及振興活動の先駆けとして取り組み、野球を通じた地域貢献にも取り組んできた。地域とともにたくましく成長した球児たちが、春夏通じて甲子園への出場権を手にした。
一方で、長崎西は昨秋の県大会では海星などの強豪を破り準優勝を果たすと、47季ぶりに出場となった九州大会では27年ぶりの1勝を挙げた。明治神宮大会覇者の九州国際大付に0ー5と敗れたものの、久々の九州大会で8強入りを果たして鮮烈な印象を残した。県内有数の進学校としても知られ文武両道を体現してきた。前回の甲子園出場は81年夏。元ソフトバンク監督で名古屋電気(現・愛工大名電)の工藤公康氏にノーヒットノーランを喫して悔しさを味わった。先輩たちの無念を晴らす。その思いを胸に、夢舞台へと準備を急ぐ。
大会は3月6日に組み合わせ抽選会が行われ、同19日に甲子園球場で開幕。休養日を含め13日間の日程で争われる。
◆高知農 1890年(明23)に高知農学校として創立された県立高。1948年(昭23)から同校名。生徒数は562人。野球部創部は1999年(平11)で部員18人(うち女子3人)。主な卒業生に県会議員の桑鶴太朗ら。所在地は高知県南国市東崎957の1。
◆長崎西 1948年(昭23)創立の県立高。生徒数は830人(うち女子402人)。野球部創部も同年で部員38人(うち女子6人)。主な卒業生に元阪急投手の川内工一ら。所在地は長崎市竹の久保町12の9。初村一郎校長。
◆21世紀枠選出メモ 長崎県勢の21世紀枠は昨年の壱岐に次いで2年連続2校目。同一都道府県から2年連続の21世紀枠選出は、島根県(02年松江北、03年隠岐)、徳島県(10年川島、11年城南)、北海道(12年女満別、13年遠軽)、和歌山県(14年海南、15年桐蔭)、岩手県(16年釜石、17年不来方)に次いで6例目。高知県勢の同枠は13年土佐、17年中村に次いで3校目。高知県の甲子園経験校は全国で最も少なく、高知農で通算12校目となった。